日産「“新型”フェアレディZ」まもなく発売! 待望の「6速MT」追加でファン歓喜! 420馬力「V6ツインターボ」דATと同価格”で手頃な「NISMO仕様」にも大注目! 先行発表「米国2027年モデル」からわかる「“最強”スポーツカー」の詳細とは!
2026年7月、北米日産はマイナーチェンジ版「Z(日本名:フェアレディZ)」2027年モデルの価格を発表しました。デザイン変更などに加え、これまで9速ATのみだった「Z NISMO」に6速MTを新設定し、しかも9速ATと同じ価格という「粋」な設定も明らかになりました。日本でもまもなく発売されるという“新型”フェアレディZについて紹介します。
待望の「6速MT」追加でファン歓喜!
日産の米国法人は2026年7月、マイナーチェンジを実施した新型「Z」(日本名:フェアレディZ)2027年モデルの価格を公表するとともに、今夏より販売を開始すると発表しました。
日本でもすでにティザーサイトが公開されており、同様に近日中の発売が予定されています。どのように進化するのでしょうか。
現行型のフェアレディZは、2022年に登場したRZ34型です。まもなく登場するマイナーチェンジ版では、初代S30型の「240ZG」を思わせる「Gノーズ」風の意匠をはじめとする、デザインや装備の改良にとどまらず、走りに関わる部分にも改良が施されています。
最大のトピックは、ハイパフォーマンスモデルの「Z NISMO」に6速MT仕様が追加されたことです。
標準モデルには従来から6速MTが用意されていましたが、Z NISMOはこれまで9速ATのみの展開でした。
米国仕様に搭載されるエンジンは、従来型NISMOと同じ3リッターV型6気筒ツインターボで、標準車の最高出力400hpに対し、20hpほど高い最高出力420hp(426ps)を発揮します。

特筆すべきは、NISMOの高出力に合わせて専用チューニングが施された点です。
高出力に対応するためクラッチ容量を高めたほか、シフトストロークを短縮した専用シフトレバーを採用。さらに、スロットル制御や点火タイミングなどもMT仕様に合わせて最適化されています。
サウンド面でも改良が加えられており、アクティブサウンドエンハンスメント(ASC)およびアクティブノイズキャンセリングシステムコントロール(ANC)がMT仕様に合わせて再調整されています。スポーツモード選択時には、吸排気音がより鮮明に聞こえるセッティングとなりました。
足回りやシャシーにも手が加えられています。
フロントブレーキにGT-R用をベースとした2ピース構造の鉄アルミ合金製ローターを採用し、約8.6kg(19ポンド)の軽量化も実現しました。これに合わせてサスペンションも再調整され、内部摩擦を20%低減した新設計のステアリングラックも導入されています。
なお日本仕様のマイナーチェンジモデルでも、同様の変更が実施されるとみられます。
米国における新型Z 2027年モデルの価格は、「Z Sport」が4万4480ドル(約710万円・2026年8月中旬現在、以下同)、「Z Performance」が5万4480ドル(約870万円)、「Z NISMO」は6万7260ドル(約1074万円)となっています。
なお今回新たに追加されたZ NISMOの6速MTは、9速ATと同価格に設定されました。なかなかの高額車ではありますが、最高出力420hpのV6ツインターボ、後輪駆動、NISMO専用のシャシーやブレーキ、そして6速MTを備えた本格スポーツモデルであることを考えれば、納得感のある価格設定といえます。
米国市場で競合となるBMW「M2クーペ」(最高出力473hpの3リッター直列6気筒ターボ+6速MT)の6万9500ドル(約1110万円)と比較しても、Z NISMOのほうがわずかに手頃です。
今回の6速MT追加は、単なるスペックやタイムの追求ではなく、「ドライバーが自ら操る楽しさ」を最優先した日産の回答といえます。
自らギアを選び、シフトチェンジをしながらハイパワースポーツカーを操る体験は、ATでは味わえないMTならではの醍醐味で、電動化が進む現代において、日産がZ NISMOに6速MTを追加したことは、スポーツカーの将来像を考えるうえでも非常に興味深いアプローチです。
日産およびNISMOが今後スポーツモデルにどのような価値を込めていくのか、その方向性を示すひとつの動きともいえるでしょう。
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日本のフェアレディZ NISMOについても、2026年1月の「東京オートサロン2026」で、6速MT仕様の追加設定が先行公開されています。
2026年8月中旬現在、日産は新型フェアレディZを紹介するティザーサイトを公開しており、近日の販売開始を予告しています。
MT派のファンであれば、朗報を待ちながらシフト操作のイメージトレーニングを重ねておきたいところです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

















































