新車「GR86」と同じ予算で狙える! “格安”の「4WDスポーツカー」どんなモデル? 全長4.3m級ボディに300馬力超えのエンジン搭載! 300万円以下のVW「ゴルフR」中古車が狙い目?
フォルクスワーゲン「ゴルフR」の後期型は、中古車なら車両本体価格(諸費用除く)300万円以下の個体も見られ、トヨタ「GR86」の新車に近い予算で狙えます。どのようなモデルなのでしょうか。
新車「GR86」並みの予算! 310馬力の4WDコンパクトスポーツ
フォルクスワーゲン(VW)の高性能ハッチバック「ゴルフR(Golf R)」。7代目ゴルフをベースにした後期型(通称“ゴルフ7.5”)は、複数の大手中古車情報サイトで、車両本体価格(諸費用除く)300万円以下の個体が見つかります。
ゴルフRの比較対象となるトヨタのスポーツカー「GR86(ジーアール ハチロク)」の価格(消費税込)は、293万6000円から361万6000円。中古車の300万円以下という水準は、GR86で最も安いグレード「RC」の価格とほぼ同じです。
この価格帯に並ぶのは、2017年式と2018年式の個体です。走行距離は4万km台から12万km台と、個体によって幅があります。2017年5月のマイナーチェンジ時の新車価格は、549万9000円(6速MT車)からでした。
ゴルフの初代が発売されたのは1974年で、日本での発売開始は1975年です。「R」の原点とされるのは、2002年に発表された「ゴルフR32」。4代目ゴルフに3.2リッターV型6気筒エンジンと4WDを組み合わせたモデルで、日本では2003年に2ドア500台、4ドア400台が販売されました。
その後、6代目ではエンジンが2リッター直列4気筒ターボに切り替わり、車名も「ゴルフR」となりました。7代目ゴルフはVWグループのプラットフォーム「MQB」を採用して2013年に日本で販売を開始し、2017年5月にマイナーチェンジを受けています。
このときゴルフRは最高出力を従来の280馬力から310馬力へ引き上げました。トランスミッションは従来の6速DSGから、新開発の湿式7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)に変更。一方で、6速MT車も設定されていました。
ボディサイズは全長4275mm×全幅1800mm×全高1465mm、ホイールベース2635mmです。GR86の全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mmと比べると、全長は10mm、全幅は25mm、全高は155mm上回り、ホイールベースもGR86の2575mmより60mm長くなっています。ボディは5ドアで、乗車定員は5人です。

エンジンは2リッター直列4気筒ターボの「TSI」。7速DSG車は最高出力310馬力・最大トルク400Nm、6速MT車は最高出力310馬力・最大トルク380Nmです。
対するGR86は2.4リッター水平対向4気筒エンジンを搭載し、最高出力235馬力・最大トルク250Nm。FR(後輪駆動)の2ドアクーペで、乗車定員は4人です。数値の上では、ゴルフRが最高出力で75馬力、最大トルクで130Nmから150Nm上回ります。
駆動方式は、フルタイム4WDシステム「4MOTION(フォーモーション)」です。第5世代のハルデックスカップリングを用いる4MOTIONは、走行状況に応じて前後の駆動力を可変配分し、必要に応じて駆動トルクのほぼ100%を後輪側へ伝えることも可能です。
7速DSG車の0-100km/h加速は4.6秒とされています。燃費(JC08モード)は、7速DSG車が13.0km/L、6速MT車が12.6km/Lです。
兄弟車には、ステーションワゴンの「ゴルフRヴァリアント(Golf R Variant)」も設定されていました。エンジンと駆動方式はハッチバックと共通で、ボディサイズは全長4595mm×全幅1800mm×全高1465mm。全長はハッチバックより320mm長くなっています。
中古車として選ぶ際は、2017年式に前期型も混在しているため、2017年5月以降の後期型かどうかを確認する必要があります。また、新車と比べると、年式相応の消耗品交換や、DSGなどのメンテナンス費用についても考慮する必要があります。
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後期型ゴルフRは、310馬力の2リッターターボエンジンとフルタイム4WDを備えた、5ドア・5人乗りのハッチバックです。2017年5月の新車価格は500万円台でしたが、中古車ならGR86の新車とほぼ同じ予算で候補に入ります。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。





















