トヨタ「“新型”ノア」発売後に注文“殺到”で長納期に! バックオーダー急増の全長4.7mちょうどいいサイズ&ブラック顔になった「超・人気ミニバン」 改良モデルの最新情報を販売店に聞いた
トヨタのミドルサイズミニバン「ノア」について、販売店に最新情報を聞いてみました。
ノアの一部改良モデル、納期は半年以上の見込み
2026年5月6日、トヨタはミドルサイズミニバン「ノア」の一部改良を実施し、同日に発売しました。
その後のユーザーからの反響と最新の納期について、首都圏にあるトヨタディーラーに問い合わせてみました。
ノアが誕生したのは2001年11月のことです。兄弟車「ヴォクシー」とともにデビューし、「より快適に」「より便利に」「より安心に」をコンセプトに掲げ、家族や仲間と出かけたくなるミニバンとして市場に登場しました。
それまでの「タウンエースノア/ライトエースノア」の後継として、程よいボディサイズに低い床の広い室内と両側スライドドア、そして手頃な価格を実現したことで、ミニバンジャンルの人気モデルへと躍り出ます。
初代モデルから人気を集めたノアは、2007年6月には2代目へと移行し、3代目が2014年1月、現行の4代目が2021年12月にそれぞれフルモデルチェンジを実施しました。
デビューから四半世紀を経た今も、安定した支持を集め続けています。

現行型ノアでは、歴代モデルの利便性はそのままに、TNGAプラットフォームの採用による走行性能の引き上げを行ったほか、先進運転支援システム「トヨタセーフティセンス」の機能向上などを図っています。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1825-1925mm、ホイールベースは2850mmです。
現行型ノアは2025年9月に初の一部改良を実施しましたが、今回はその2回目にあたります。最大の変更点は1.8リッターハイブリッド車への統一(ウェルキャブを除く)で、2リッターガソリンを廃止。カーボンニュートラルへの取り組みを着実に前進させています。
あわせて、ラインナップは全車がエアロデザインを採用した「S」系のグレードになるとともに、エントリーモデルの「S-X」グレードが新たに加わりました。
外観では、フロントまわりを中心にフェイスリフトが実施されています。
ヘッドライト周辺のデザインを刷新してスタイリッシュな印象を強め、プロジェクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付き)にLEDターンランプとLEDクリアランスランプを組み合わせた構成を全車に標準装備しています。
オーナーであれば一目で変化に気づけるレベルの変更といえるでしょう。
さらに上位仕様「S-Z」グレードには、オートレベリング機能付きプロジェクター式LEDヘッドランプとデイライト機能付きLEDクリアランスランプをメーカーオプションとして用意しています。
また、全グレード共通の変更としては、フロントグリルのメッキ部位をメッキモールとボディカラー共色の組み合わせに改めています。
室内も各所に手が入っています。
シフトノブとウィンドウスイッチまわりをピアノブラック塗装に変更(S-Xを除く)。
S-Zグレードでは、メーターフードに表皮巻きとステッチ加工を施し、インストルメントパネルにもステッチ加工を追加。さらにシート表皮の意匠も見直され、ドアトリムにはステッチ加工が加わるなど、上質さをアップ。
実用面でも進化があります。
メーターの液晶パネルは大型化され、視認性を改善。走りでは、ショックアブソーバーの減衰力を最適化して乗り心地を高めるとともに、ノイズの侵入経路に防音材を適切に配置し、静粛性もさらに引き上げています。
加えて、ドライブモードセレクトには「SNOW EXTRAモード」を追加(4WD「E-Four」車に標準設定)し、ワンタッチスイッチ付きデュアルパワースライドドアは中級の「S-G」にも標準装備されています。
ボディカラーは「ニュートラルブラック」と「アーバンロック」の2色を新たに追加しています。
車両本体価格は326万1500円(エントリーグレードのS-X・2WD・7/8人乗り)から430万9800円(最上級グレードのS-Z・E-Four・7人乗り)までとなっています(いずれも消費税込み)。
発売から2ヶ月以上が経過した一部改良モデルの反響や納期について、7月下旬に首都圏にあるトヨタディーラーに問い合わせてみました。
「『最短でいつ頃納車できそうか』というお問い合わせが多いです。
ひと頃のように受注停止の状態ではありませんが、全国からご注文が入っているため、少しずつバックオーダーが増えてきているようです。
そのため、ご納期については、少なくとも6ヶ月はかかる見込みです」。
他のトヨタディーラーにも問い合わせてみました。
「ご納期については、早くて年明けになる見込みです。
『10月頃から台湾の工場でも生産されると聞いたが、日本ではもう作らないのか』というお問い合わせがございます。
一部報道にもあるようにノア&ヴォクシーともに海外生産が行われるのは事実です。ただ、海外生産か日本国内生産かをお選びいただくことはできないようです。
お客様によっては気にされる方もいらっしゃると思われますので、ていねいな説明が必要になると考えております」。
今回の一部改良モデルでは、一部モデルが海外(台湾)で生産されるとの報道があります。
たしかに海外生産か日本国内生産なのかを気にするユーザーがいても不思議でありません。場合によってはリセールバリューにも影響するかもしれません。
どうしても気になる場合、注文時に確認すると良いでしょう。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。


















