NEXCOが「高速PA“完全シャットアウト”」実施! 西日本最大級の「名物・関門花火」開催で休憩施設に“タダ見客”殺到 大渋滞に発展… 関門道「めかりPA・壇ノ浦PA」13日15時「完全閉鎖」
NEXCO西日本は2026年8月13日15時より、関門自動車道の上り線「めかりPA」、下り線「壇ノ浦PA」を「全面閉鎖」します。
西日本最大級の「関門海峡花火大会」開催 PAが“裏特等席”として花火客集結
NEXCO西日本は2026年8月13日、関門自動車道の上り線休憩施設「めかりPA」および下り線休憩施設「壇ノ浦PA」を「全面閉鎖」します。
一体なぜなのでしょうか。
関門自動車道は、本州の山口県下関市と九州の北九州市門司区を結びます。関門海峡を「関門橋」で渡るルートで、九州に向かう高速道路の第一選択ルートとして、大動脈を担っています。
関門橋の前後にはそれぞれ休憩施設があり、九州側は「めかりPA」(上り線)、本州側が「壇ノ浦PA」(下り線)が設けられています。
いずれも長距離便の休憩ポイントとなるだけでなく、関門海峡の雄大な景色や関門橋、両岸の都市を一望することができ、一般利用者からも人気が高くなっています。
さて、2つのPAがある関門海峡では毎年8月、国内有数の人気を誇る花火大会「関門海峡花火大会」が開催されています。
海峡両岸で開催されるもので、打ち上げ数では西日本最大級となる1万8000発を誇る大規模な花火大会で、超大型の一尺玉や水中花火、そして名物「フェニックス」など、迫力のある演出が支持されています。
お盆シーズンの開催で、全国的にも珍しい海峡での開催ということもあり、本州・九州両方で毎年100万人規模を動員し、観客の多さも特徴です。
今年の関門海峡花火大会は北九州市・下関市合同開催で第39回を数えるもので、2026年8月13日(木)に開催予定です。打ち上げ時間は20時から20時50分までを予定しています。

いっぽうで、関門海峡で開催されることから、ちょうど関門橋両岸にあるめかりPA・壇ノ浦PAでは、花火をちょうど良い位置で見られる“無料の裏特等席”として密かに人気を集めています。
しかし、花火を見るクルマが打ち上げ開始より前にPAに殺到し、すぐに満車となることがあり、しかも打ち上げ終了までPA内を占拠することから、休憩やトイレなど、適切な理由でPAに入りたい一般利用客や長距離ドライバーが一切利用できなくなる事態に発展しています。
さらに、PAが満車になったにも関わらず、それでも空き待ちでPAに入りたいクルマが本線上にまで伸び、関門自動車道本線で深刻な渋滞が発生。
「タダで花火を見たい不適切利用者」によって、PAの運用どころか、本州〜九州の“大動脈”たる関門自動車道の交通流にまで多大な影響を及ぼす事態となっています。
そうしたことから、NEXCO西日本は徹底した対策を実行することになりました。それが、「両PAの全面閉鎖」、つまり「利用客の締め出し」です。
混雑に備えて場所取りをする人もいることから、打ち上げ開始より8時間も前の「12時」から両PAの入口を閉鎖し、PAに流入するクルマを阻止します。
そして15時からは全面閉鎖として、そのタイミングで場内にいる車両も強制退出させます。PA内には一切とどまることはできません。
さらに、念には念を入れ、PAの展望デッキや壇ノ浦PAに歩いて入れる「ウェルカムゲート」は打ち上げ開始の11時間も前の「9時」から閉鎖します。無人カメラを設置したりして写真を撮る人にも徹底した対策が取られています。
閉鎖は花火大会が終了した21時で解除となり、以後は通常通り利用することができます。ただし、カフェやテイクアウトコーナーなどは翌日の営業再開までは利用できません。
NEXCO西日本は、「お客さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご旅行の計画の際にはご注意いただくとともに、ご理解とご協力をお願いします」としています。
両PAの閉鎖により、休憩などはその前後にあるSA・PAで済ませる必要があります。下りでは、壇ノ浦PAの13km手前の中国道「王司PA」もしくは、54km手前の「美東SA」、14km先の九州道「吉志PA」まで休憩所はありません。
EV充電急速スタンドは吉志PAにはなく、43km先の東九州道「今川PA」、62km先の九州道「古賀SA」が最寄りです。
上り線のめかりPAも、手前の九州道「古賀SA」か東九州道「今川PA」、九州道「吉志PA」を使うか、先に進んで中国道「王司PA」もしくは「美東SA」が最寄りとなります。
Writer: くるまのニュース編集部
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