スズキ「“名車”マイティボーイ」の復活を提案!? 4人乗りで“趣味”にも使えてサイコー! 大きな“キャンバストップ”&“電動デッキ”採用の「マイティデッキ」とは!
2015年の東京モーターショーでスズキが公開したコンセプトカー「マイティデッキ」。公開から10年以上経ってなお、市販化を望む声が多くあります。一体どんなクルマだったのでしょうか。
スズキ「“名車”マイティボーイ」の復活を提案!?
2015年に開催された「第44回 東京モーターショー」でスズキが公開した「マイティデッキ」は、1980年代に一世を風靡した軽自動車「マイティボーイ(通称:マー坊)」のDNAを受け継ぎつつ、現代の感性で再構築したようなコンセプトカーです。
同車は、都市での使いやすさと、休日のアウトドアに対応する高い実用性を融合させた「アーバンアウトドア」をテーマに開発され、過去の名車の面影を取り入れながらも、全く新しいライフスタイルを提案する独自のパッケージングが、多くの注目を集めました。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1540mmと、一般的な軽自動車の規格内に収められており、狭い道路や駐車場でも扱いやすく、日常使いで優れた取り回しの良さを発揮します。
エクステリアは、親しみやすさを演出する丸みを活かしたフォルムを採用。
フロントフェイスには、ややつり目の三角形ヘッドライトを組み合わせることで、愛らしい印象の中にも程よい精悍さを感じさせるデザインに仕上げられています。
ルーフには大きく開閉できるキャンバストップを採用しており、天候の良い日には屋根を開けることで、オープンカーのような開放感を味わいながら、風や陽光を身近に感じるドライブを楽しめる設計となっています。

そしてマイティデッキ最大の特徴は、車体後部に設けられたウッド調のオープンデッキです。
一見するとコンパクトなピックアップトラックの荷台ですが、このデッキには電動で上下に昇降する斬新な機構が採用されていました。
デッキを上昇させると、その下には雨の日でも荷物を濡らさず収納できるトランクスペースが現れ、実用性も確保しています。
また、4人乗車の2+2シーターを採用し、後席の背もたれを前方へ倒すことで、キャビンとオープンデッキを段差なく一体化できる構造となっています。
これにより、サーフボードやキャンプギアなどの長い荷物もスムーズに積載可能。用途に応じて荷室空間を自在にアレンジでき、高い実用性と多目的性を兼ね備えていたのです。
インテリアには、木のぬくもりを感じさせる素材がふんだんに取り入れられ、オープンデッキとの統一感を高めたデザインが採用されています。
一方で、フロントガラス下部には左右へ大きく広がる横長のディスプレイパネルを配置。ナビゲーションや天気、車両情報などを視覚的に分かりやすく表示し、先進的なコックピット空間を実現していました。
パワーユニットには、660cc直列3気筒インタークーラーターボエンジンを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載。
さらに、5速オートギヤシフト(AGS)で駆動するなど、当時の市販モデルにも十分通用する現実味の高いパワートレインが採用されていました。
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このように斬新なアイデアと高い実用性を両立したコンセプトで、多くの注目を集めたマイティデッキですが、残念ながら市販されることはありませんでした。
しかし、スズキの自由な発想によるクルマづくりを象徴した一台として、今もなお高く評価されています。
Writer: くるまのニュース編集部
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