運転が怖い… ペーパードライバーの不安克服方法とは
正しい知識を身につけることが重要
では、実際にペーパードライバーだった人がクルマを運転するにはどうしたらいいのでしょうか。身近にいる運転が上手い人に教わることも良いですが、正しい交通ルールや運転の仕方など、改めてプロに頼るということも可能です。
ペーパードライバーが改めて運転技術を学ぶにはどのような方法があるのか、自動車教習所の教官に尋ねると、「一番オーソドックスな方法としては、指定自動車教習所で行われている『ペーパードライバー教習』に通うことです。教習車を使って行い、教習所内の講習から始まるので、いきなり公道に出ることもありません。また、実技以外にも道路標識や交通ルールなどの基礎知識を学科講習として教えるところもあります。
最近では、ペーパードライバー教習専門のスクールも存在します。仕事や家庭の事情によって、教習所に通えない人や自分の生活圏内での練習が可能というメリットもあります。さらに、自宅のクルマでも練習をすることができます」と話します。
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また、公道での不安要素は、『初心者マーク』を付けてまわりのクルマに周知することで減らすこともできるといいます。警察署の交通課は、「初心者マークは、免許取得後1年は義務ですが、それ以降につけていても問題はありません。周囲に運転が不慣れなことを知らせることができるので、有効的かもしれません」といいます。
最初は誰でもクルマを運転するときは不安に感じます。ペーパードライバーだから、ということはなく、自信をもってクルマのハンドルを握ってみてください。不安要素の『車両感覚』や『周辺環境』は、ある程度クルマに乗れば慣れていき、感覚と経験による危険察知能力も養われていきます。
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