高速道路の走行車線によって道幅が違う!? 片側3車線の真ん中が広くなっている理由とは
高速道路を走行する際、片側3車線以上であればなんとなく中央車線を走りたくならないでしょうか。じつは中央車線の幅を広くしている区間があります。
車線によっても道幅が異なる?
長距離をクルマで移動する際は、高速道路を利用する方が多いと思います。高速道路を走行していて、車線幅がなんとなく狭いと感じたり、広いと感じたりしたことはないでしょうか。基本の道幅はあるのですが、広くなっている箇所も存在します。それが走行車線によって道幅を変更しているというのです。いったいなぜなのでしょうか。
運転中に意識していないとわからないのですが、片側2車線以上の高速道路では、車線によって道路の幅が異なる区間が存在します。例えば、片側2車線では、追い越し車線が少し広く、片側3車線の高速道路であれば、真ん中の車線が少し広くなっているといいます。どんな理由から広くなっているのでしょうか。
そもそも、道路の幅は均一ではありません。一般道であれば、センターラインのある2車線の道で2.75m、そうでなければ概ね3m、3.25m、3.5mのいずれかで、25cm間隔で増えていきます。センターラインのない1車線のみの道路は3mか4mと規定されています。もちろん、古い道路などで2.75mよりも狭い場所や、新しい道路で3.5mよりも広い道などの例外も存在します。
高速道路や自動車専用道路であれば、3.5mを基本として、狭いところでは3.25mと定められています。
しかし、一部の区間においては「やむを得ない場合」は、3.75mにすることができると国土交通省の「道路構造令の規定の解説」に明記されています。
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