日産新型「セレナ」 e-POWER(ハイブリッド)の燃費や価格から中古情報までを紹介
現行モデル(C27型)が販売好調の日産新型「セレナ」。e-POWER(ハイブリッド)の燃費や価格から中古情報までを紹介します。
人気のe-POWERの燃費や中古車情報まで
日産「セレナ」は、1991年に初代モデル(C23型)がデビュー。その後、2代目(C24型)、3代目(C24型)、4代目(C25型)、そして現行モデルの5代目(C27型)が2016年に発売されました。激戦必至の5ナンバーミニバンで常に売れている日産「セレナ」、人気の秘訣にはいったい何があるのでしょうか。
現行モデルは、前走車を自動追従するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)とハンドル操作を支援する「プロパイロット」が日産初の採用となり話題となりました。また、2018年3月には、エンジンを発電機として使用するハイブリッド技術「e-POWER(イーパワー)」を搭載した新型「セレナ e-POWER」が登場しています。
ボディやタイヤのサイズは、グレードにより異なります。標準車(ニスモ、オーテックを除く)では、最大で全長4770mm×全幅1740mm×全高1865mm。タイヤサイズは、195/65R15や195/60R16、205/50ZR17です。
なかでも売れ筋グレードは、ハイブリッド技術「e-POWER」シリーズです。e-POWERのカタログ燃費(JC08モード)は、15.0km/Lから26.2km/L。ユーザーによる実燃費でも、12km/Lから20km/Lと、同クラスのミニバンと比べても悪い数値ではありません。
パワートレインは、ガソリン車(2リッターエンジン)とe-POWER車(1.2リッターエンジン+モーター)の2種類で、グレードによって2WD/4WDを選ぶことができます。
多彩なシートアレンジができる「セレナ」は、最大8人乗り(e-POWERは7人乗り)が可能です。2列目、3列目をフラットにすることで、仮眠や車中泊もできるほか、レイアウトによってはマウンテンバイクや子ども用自転車を積載できます。
新型「セレナ e-POWER」は、同クラスのミニバンでは燃費や使い勝手の良いクルマです。気になる部分としては、エンジンを発電機として使用しないときは、静かにEV車として走行できます。しかし、発電が開始されエンジンが回り始めると、エンジン音が無意識レベルで耳に入り、無音状態からのエンジン音は意外なほど、耳障りに感じます。
スイッチにて、「マナーモード(EV優先モード)」と「チャージモード」を選択できるので、高速走行時に「チャージモード」で充電し、停止時や深夜の住宅街では「マナーモード」で走ることをおすすめします。
新型「セレナ e-POWER」について、商品企画を担当した遠藤氏は、「e-POWERの動力源となるモーターはエンジンなどの内燃機関と違って応答遅れが皆無で、アクセルを踏んだと同時に加速が始まります。また、モーターは流した電気の量に比例して駆動力を発生するので、ゼロ発進時の加速の力強さは大排気量エンジン並み。更に変速機が必要ないので変速のタイムラグやショックとも無縁です。
ちなみに燃費は、クラストップの26.2km/L(JC08モード)を実現していますが、スムーズな運転が可能になったことで実燃費も期待できると思います(試乗会時コメント)」と話しています。
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日産新型「セレナ」の新車価格(消費税込み)は、「Sグレード:244万800円」から「e-POWER ハイウェイスター V(防水シート車):343万6560円」、「ニスモ:342万4680円」、「オーテックシリーズ:299万520円から351万7560円」。中古車価格は、約170万円から約400万円です。
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