【激ウマ!】社会問題の「キョン」はおいしいのか? 千葉「猟師工房ドライブイン」の“ジビエ食べ放題”(3000円)で確かめてきた!
昭和という時代の“空気感”を色濃く残す「ドライブイン」ですが、令和になり新たな付加価値とともに進化を遂げた「“次世代”ドライブイン」も増えてきています。今回は、野生鳥獣の100%利活用を目指す「猟師工房ドライブイン」(千葉県君津市)で、ジビエ三昧のビュッフェを堪能してみました。
日本初の「ジビエのテーマパーク」で野性味あふれる「肉」を食いまくってきた!
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増したドライブインは、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少していると言われています。
しかし一方で、新たな付加価値とともに進化を遂げた「“次世代”ドライブイン」も増えてきているのです。
千葉県君津市の「房総スカイライン」沿い、バス釣りで有名な笹川湖のほど近くに位置する「猟師工房ドライブイン」は、古き良き“昭和”ではなく、新しい発想を採り入れた“令和のドライブイン”。
もともとは同じ君津市内で「猟師工房ランド」という名称で運営されていましたが、2023年4月29日、日本初の「ジビエのテーマパーク」として移転オープンしました。
同店では、廃棄されてしまう野生鳥獣を100%利活用することを目指し、多彩なジビエ料理を提供するほか、ペットフード/工芸品/インテリア雑貨なども販売中。ちなみにスタッフの多くが、現役バリバリの猟師さんだそうです。
![[「猟師工房ドライブイン」(千葉県君津市)/Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/07/20260716_RYOSHI-KOBO_DRIVE-IN_001.jpg?v=1784170348)
自然環境や農作物を守る“猟師”の世界に圧倒!
店内に足を踏み入れると、猪の剥製や鹿の角、熊の毛皮などがずらりと展示されていて、あっという間に“猟師”の世界に引き込まれます。
天井から吊り下げられた照明は、よく見ると「鹿の頭蓋骨」で作られていました。
造形としてはスタイリッシュなのですが、薄暗い時間帯に見ると、少し不気味に感じるかもしれません。
これらを眺めていると、スーパーで目にする肉とは距離感がまるで異なり、命の重みまで感じさせられます。
さて今回の大きな目的は、60分食べ放題(ソフトドリンクバー付き)となる「ジビエビュッフェ」(3000円)です。
高タンパクかつ低カロリーな健康食材として知られるジビエは、以前に比べると身近になってきましたが、まだまだ珍しい食材です。しかも、ここでは鹿や猪などに加え、「キョン」のジビエまで楽しめるのです。
シカ科に属するキョンは、見た目や名前の響きこそ可愛らしいものの、独特の鳴き声や低い唸り声はかなり不気味で、初めて聞いた時には驚くかもしれません。
実は日本唯一の“熊なし県”である千葉県では、野生のキョンが大繁殖し、社会問題にまで発展。
そうした野生鳥獣を狩猟・捕獲し、地域の安全や農作物を守りながら、生態系のバランスを取ることも猟師の仕事なのです。
鹿や猪、珍しいキョンまで、多彩なジビエを用意! ジビエ三昧の60分食べ放題に挑む
というわけで、60分食べ放題の真剣勝負がスタート!
筆者(のぐち まさひろ)は朝ごはんを抜きつつゴルフの練習も済ませ、万全のコンディションで挑みました。
まずは「ポテトサラダ」と「オニオンスープ」で胃袋をほぐしつつ、「きんぴらごぼう」「だし巻き玉子」「麻婆豆腐」「グラタン」などへ進んでいきます。
これら全ての料理には“ジビエ”という冠が付くため、誰でも食べやすい味付けながら、ほのかな野趣を感じさせます。
ソーセージ類は、「鹿チョリソー」と「猪フランクフルト」を用意。
いずれも噛んだ瞬間から力強い薫りや旨みが広がる一方、鹿肉は意外とさっぱりしていて、猪肉は甘みの後味がクセになりそうです。
2ターン目は、「シュラスコ」や「ピザ」、「おでん」などにチャレンジ。もちろん、これらもれっきとしたジビエ料理で、中でもしっかり煮込まれたおでんのジビエ肉は、噛み応えも含めて野趣あふれる味わいでした。
メインディッシュは、「キョンのダールカレー」です。
キョン肉はキメが細かく、噛むほどに肉の旨みや野趣が広がっていきます。その一方、臭みは少なく、カレー自体の辛さも控えめなので、多くの人が美味しく頂けるはずです。
スタッフさんによると、「キョン肉は鹿肉よりもクセが無いので、初心者の方でも食べやすいと思います」とのことでした。
続いて3ターン目……と行きたいところでしたが、すっかり胃袋が小さくなった筆者は、デザート代わりの「パンケーキ」で早々にフィニッシュ(汗)。ひとつひとつの量こそ少な目ながら、いちおう全種類を網羅できたので満足感は高いです。
そうそう、ソフトドリンクバーに付いている「ルイボスティー」の爽やかな後味は、ちょっとクセがあるジビエ料理にぴったりです。食後には、「水出しアイスコーヒー」がほっと一息つかせてくれます。
ただし、ドリンク類の持ち出しはNGなので、その場で飲み切る必要があります。
その他、おかわり無しの「ワンプレートランチ」(ドリンク別・2000円)や、テイクアウトメニューの「ジビエホットドッグ」(ソフトドリンク付き・1000円)なども用意されています。
※ ※ ※
満腹になったお腹を抱えつつ、あらためて様々な展示物を眺めていると、「命をいただいた」という実感や感謝の想いが自然と湧いてくるかもしれません。
ジビエの世界をあらゆる方向から見せてくれる「猟師工房ドライブイン」は、単なるグルメスポットに留まらない、奥深い魅力にあふれた場所でした。

■猟師工房ドライブイン
所在地:千葉県君津市笹1765-9
営業時間:10時00分~17時00分
※ジビエビュッフェは10時00分~15時00分(L.O. 14時00分)
定休日:水曜
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。




















































































