スズキ「“新型”3列シートミニバン」登場で問合せ“殺到”!? 「ノア」と同サイズに「スズキデザイン」採用! 全車「精悍エアロ」になった“通好みモデル”「ランディ」は乗り換え検討も増加か
一部改良を行ったスズキのミニバン「ランディ」について、最新情報を販売店に聞いてみました。
全車がエアロ仕様になった「ランディ」
2026年6月1日、スズキは3列シートミニバンの「ランディ」を一部仕様変更して同日より発売を開始しました。
ディーラーにはどのような反響や問い合わせがあるのでしょうか。
初代ランディは、日産「セレナ(3代目)」のOEMモデルとして2007年1月にデビューします。その後、2代目ランディは、セレナが4代目にフルモデルチェンジしたのに合わせ、2010年12月に登場。
さらに3代目は、やはり2016年12月に5代目セレナ登場に合わせて登場。世代を重ねていきます。
現行型となる4代目ランディは、2022年7月にフルモデルチェンジを行いデビューしました。しかし、このタイミングで、3代続いたセレナのOEMから、トヨタ「ノア(4代目)」をベースにしたモデルへと舵を切りました。
基本的にはノアと同等ながら、フロントグリル周辺のデザインが専用となり、ハイブリッド車ではスズキ車と共通するハイブリッドエンブレムが装着されるなどの違いがあります。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1730mm×全高1875mm、ホイールベースは2850mmです。
![スズキ「ランディ」[2026年6月1日一部改良モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/07/20260710_randy_001.jpg?v=1783654680)
ベース車となるノアは、2026年4月の一部改良で、パワートレインをハイブリッドへ一本化するとともに、フロントフェイスのデザインを刷新。さらに、装備の充実や乗り心地の向上も図られました。
これを受けてランディも少々遅れた6月に仕様変更を実施しており、ハイブリッド専用モデルへ移行。加えて、ノアが全車エアロ仕様となったことに伴い、エアロデザインを全車に採用しています。
パワートレインはノア同様、1.8リッターハイブリッドのみで、グレードは「HYBRID G」の1つのみ。ただし、新たに8人乗りも追加されました。
装備では、トヨタ純正のディスプレイオーディオは装着できず、全車が「オーディオレス仕様」となります。スズキの販売店オプションを選択するか、好みのナビやオーディオを装着する必要があります。
ここがノアとの最大の違いであり、ランディを選ぶ際の選択肢のひとつとして知っておいても良いでしょう。
機能面では、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイが従来の4.2インチから7インチへと大型化されました。
また、電気式4輪駆動システムである「E-Four」車には、新たにドライブモードセレクトへ「SNOW EXTRA」モードが設定され、滑りやすい路面での発進や走行をサポートする機能が強化されたことで、雪道走行時の安定性が一層高められています。
燃費性能はWLTCモードで、2WD車が23.6km/L、E-Four車が21.9km/Lを達成しています。
一部仕様変更を受けたランディの車両本体価格は、HYBRID Gの2WDモデル(7人乗り・8人乗り)が384万5600円、E-Fourモデル(7人乗り)が412万8300円に設定されています(いずれも消費税込)。
一部改良を実施したランディ。ユーザーからの反響について、6月中旬、首都圏にあるスズキディーラーに問い合わせてみました。
「セレナ時代のランディにお乗りのお客様のなかで、ノアのOEMモデルであるランディにご興味を持ってくださった方が、エアロ仕様になった一部改良モデルの存在を知り、『展示車はありますか』といったお問い合わせをいただきました。
ノアのOEMとなったのが2022年ですから、それ以前のランディ(セレナのOEM)にお乗りのお客様にとっては、お乗り換えをご検討いただくよい機会となっている印象があります」
他のスズキディーラーにも問い合わせてみました。
「ノアではなくランディを選ぶ、コアなクルマ好きの方と思われるお客様からお問い合わせをいただきました。
他の人と被りたくないというこだわり派のオーナー様には、ランディはおすすめです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオは装着できない代わりに、オーディオレス仕様ですので、お好みのカーナビを組み込める点もアピールポイントです」
「人と違うクルマに乗りたい」というオーナーでも、声高に主張するわけではなく、あえてさりげなく「分かる人だけ分かる違い」こそがランディの魅力です。
知る人ぞ知るOEMモデルのランディ、まさに「通好みなチョイス」といえる1台ではないでしょうか。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。


















































