トヨタ「新型“FR”スポーツカー」まもなく発売! “走り”の一体感がスゴイ「新たな“6速MT”」搭載! クールな新色「グレー」も採用した斬新“カミナリ”仕様! 新型「GR86」北米マイチェンで“日本導入”にも期待大!
北米で2026年6月、2027年モデルのトヨタ「GR86」が発表されました。毎年のように特別仕様車や改良モデルを投入してきた北米仕様ですが、今回は新色の追加に加え、走りや安全性能にも手が加えられています。
トヨタ「新型“FR”スポーツカー」どんなクルマ?
トヨタの北米法人は2026年6月1日、「GR86」2027年モデルを発表しました。同年夏より北米の販売店へ順次デリバリーされる予定です。
日本仕様にはない特別仕様車が毎年のように登場している北米のGR86。2024年モデルでは、往年のAE86トレノをイメージした「トレノエディション」を設定しました。
ボディサイドのブラックストライプやブラックアウトされたボンネット、専用インテリアなどを採用し、漫画に登場したあの「豆腐屋」モデルを思わせる仕立てで話題となりました。
2025年には、鮮やかなイエローをまとった「Yuzu Edition(ユズ・エディション)」を発表。ブレンボ製ブレーキやSACHSダンパーを標準装備した限定車として、多くのスポーツカーファンの関心を集めました。
いずれも日本市場では発売されなかったことから、「2027年モデルではどんな特別仕様車が登場するのだろう」と期待していたファンも少なくないでしょう。
しかし今回は新たな特別仕様車ではなく、GR86そのものの商品力を高める年次改良が中心となりました。

最も目を引く変更点は、新色「Thunder(サンダー:雷)」の追加です。
名前からは鮮やかなカラーを想像しますが、実際に採用されたのは落ち着いたソリッドグレー。北米では「Heavy Metal」や「Underground」など、カラーそのものだけでなく世界観を表現したネーミングが用いられることが多く、Thunderもそれらに近い発想から名付けられたとみられます。
また、上級グレード「Premium」では、ブラックのウルトラスエード内装に、レッドレザーのサイドボルスターやドアトリムを組み合わせたインテリアをオプション設定。赤いフロアマットも用意され、スポーティな雰囲気をさらに高めています。
改良はデザインだけではありません。
アクセル操作に対するエンジンレスポンスを見直したほか、MT車では5速から4速へシフトダウンする際の操作フィールも改善されたといいます。
スペックには表れない部分ですが、より一体感のあるドライビングを目指した改良となっています。
パワートレインは従来通り、最高出力228HP(約231PS)を発生する2.4リッター水平対向エンジンを搭載し、6速MTと6速ATを設定。また、ブレンボ製ブレーキとSACHSダンパーを組み合わせた「Performance Package」も引き続き用意されます。
先進運転支援も進化しました。クルーズコントロール使用時の前方車両の検出精度を高めるため、ステレオカメラの認識範囲を大幅に拡大。さらに交差点での障害物検知に対応する単眼カメラも追加されています。
この2027年モデルは、2026年夏から米国で販売予定。グレードは「GR86」と「GR86 Premium」の2種類が設定されます。
北米での価格については、正式発売される2026年夏頃に追って発表される予定となっています。
現時点では、日本導入についてトヨタから正式な発表はありません。ただ、日本仕様と北米仕様で年次改良の内容が共通した例もあることから、今回のアップデートが国内モデルへ反映されるかどうかにも気になるところです。
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今回発表された北米向けGR86の2027年モデルは、派手なモデルチェンジではありませんが、新色の追加に加え、走りや先進運転支援まで細かな改良を積み重ねた内容となっていました。
一方で気になるのは、次期「GR86」(3代目)の動向です。こちらもトヨタから正式な発表はありませんが、今回のアップデートを見る限り、現行GR86を引き続き磨き上げていく姿勢もみえます。
電動化が加速するなかでも、軽量な純ガソリンFRスポーツカーは世界中に根強いファンを抱える存在です。現行モデルがどこまで進化を続けるのか、そして次期GR86がどのような方向性で登場するのか、今後の動向にも注目が集まりそうです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど



































