トヨタ「ハイエース」の“対抗馬”まもなく発売! 新型「ワンボックス・バン」は全長4.7m“ちょうどいい”ボディ採用! スライドドア搭載の「車中泊」最適ミニバンに期待大! “国内ビルダー”が手がけるKia「新型PV5」がスゴイ!
大盛況だった「東京キャンピングカーショー2026」では、韓国・Kia(キア)正規ディーラーのキャンピングカービルダー4社が、それぞれ異なるアプローチで新型EVミニバン「PV5」の可能性を見せてくれました。
ビルダー4社が提案する“個性”とは?
2026年7月11日・12日の2日間、「東京キャンピングカーショー(TCCS)2026」が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、過去最大となる全100社・238台の車両が集結しました。
バラエティ豊かな車両が揃うなかで大きな注目を集めたのは、2026年5月に国内で発売されたばかりの韓国・Kia(キア)の次世代EVバン「PV5」シリーズをベースに、4つのキャンピングカービルダーが手掛けた車中泊モデル・キャンピングカーです。
「自由を積んで、フィールドへ。」をコンセプトとするPV5は、低床設計による広大な室内空間や、後席スライドドア、大容量EVバッテリーなどを特徴とする次世代のLCV(小型商用車)。
2列・5人乗りの乗用ミニバン仕様「PV5 パッセンジャー」と、2人乗り商用バン仕様「PV5 カーゴ」がラインナップされました。
デビュー早々に「2026年インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー」を満場一致で獲得するなど、早くも高い評価を集めています。
EVならではの静粛性に加え、搭載する高電圧バッテリーによって空調を維持しやすい点も魅力で、アウトドアユースやキャンピングカーとの相性の良さが光ります。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1895mm×全高1900mm。トヨタ「ハイエース」のワイド・ミドルルーフ車(全長4840mm×全幅1880mm×全高2105mm)とほぼ同等と、日本で扱いやすいサイズ感も嬉しいところです。
今回の展示では、キア正規ディーラーのキャンピングカービルダー4社が、それぞれ異なるアプローチでPV5の新たな可能性を表現しました。
ホワイトハウスキャンパー「コンセプトA」
愛知県を中心に複数の輸入車ブランドやホンダの正規販売店などを幅広く展開するホワイトハウスグループが手掛けるキャンピングカービルダー、ホワイトハウスキャンパー。TCCS2026では、Activeに由来するキャンピングカーコンセプト「コンセプト A」を出展しています。
PV5 カーゴをベースに、ホワイトハウスキャンパーが得意とするポップアップルーフをいち早く採用。
垂直に立ち上がる電動のポップアップルーフは、2名分のスカイルーフベッドになるほか、室内で着替える際など高さが欲しい場面でも重宝します。

また、横向きのベンチシートをはじめ、大型モニターや収納テーブルなどを備えた室内空間も提案。アウトドアギアを運ぶだけでなく、“遊びの拠点”としての自由な過ごし方を想像させます。
同社はこのほかPV5 パッセンジャーベースのキャンパーコンセプトも出展し、こちらにもポップアップルーフを搭載していました。
トイファクトリー「PV5パッセンジャー専用ベッドキット」
トヨタ「ハイエース」やフィアット「デュカト」をベースにしたキャンピングカーを展開するトイファクトリー(岐阜県可児市)では、PV5 パッセンジャーに搭載でできるオリジナルの専用ベッドキットを提案していました。
ベッドキットは、「EVにぬくもりを」をデザインコンセプトとした居心地の良さが秀逸。ボリューム感のある分割マットは、ダブルベッドサイズの「寝る」スペースと、その下に設けた大容量の「積む」スペースを両立しています。
マットの生地は、「尾州織(3色)」と「プレミアムスエード(1色)」を用意。やわらかなホワイトモカの家具や、ウッド調の外装デカールも相まって、キャンプスタイルを個性豊かに彩ってくれます。
ベッドキットはすでに販売されており、単品で33万円(消費税込、以下同)。専用ラゲッジ家具や専用サイドボード(2枚)、専用カップテーブルをセットしたお得なコンプリートパッケージが56万1330円です。
LAC MOBIL「EV キャンパー P/C」
総合キャンピングカーメーカーのLACホールディングス(岡山県倉敷市)は、TCCS2026にパッセンジャー・カーゴそれぞれのコンセプトキャンピングカーを出展しました。
71.2kWhの大容量バッテリーを搭載するPV5(ロングレンジ仕様)は、キャンプシーンでの電力不足も軽減。その利点を活かした2つのモデルは、最大1500W対応のコンセントや外部給電システムなどを搭載し、“移動するホテル”のような快適性を備えています。
PV5パッセンジャーをベースとする「EVキャンパー P」は、分割マットとポール式テーブルによって、シーンに合わせた多彩な空間を実現しました。
一方、PV5カーゴをベースとする「EVキャンパー C」(プロトタイプ)は、ラグジュアリーな装備や間接照明を採用しつつ、「秘密基地」を想わせるタフさや積載性を併せ持っています。
ダイレクトカーズ「DC EVLIFE」
キャブコンからバンコン、軽キャンパーまで多彩なラインナップを誇るダイレクトカーズ(三重県鈴鹿市)は、PV5をベースとした「DC EVLIFE」をシリーズで展開します。
その第1弾は、PV5 パッセンジャーをベースに、ベッドマットや優しい色調の家具などを備えたファミリー向けモデルです。
さらにオプション装備として、IHクッキングヒーターや19インチのスマートテレビなども揃えています。
さらにTCCS2026会場ではノーマルのPV5 カーゴも展示され、アウトドアテイストや“ギア感”を押し出した別バージョンも製作中であることを明かしました。
なお第二弾は、来たる2027年2月の「ジャパンキャンピングカーショー2027」で披露される模様です。

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次世代EVバンPV5の“素質”を活かしつつ、各ビルダーのノウハウや発想を融合したニューモデルたちは、大きな車載バッテリーという強力な武器を持った新たなジャンル「EVキャンピングカー」のマーケットを開拓していきそうです。
各ビルダーからのさらなる展開も大いに期待されます。
Writer: のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/小型船舶2級/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、直近1年間のハンデ推移は「7.7」→「8.6」→「7.1」→「5.6」。























































































