50年以上ぶり復活! 「“2人乗り”スポーツカー」初公開へ! “レトロ内外装デザイン”にガバッと開く“斬新ドア”×「V8エンジン」採用! 創業者の夢を現代に蘇らせたマクラーレン「M6GT」英国で実車展示!
マクラーレンは、創業者ブルース・マクラーレンが構想した幻のロードカー「M6GT」を、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の手でレストアしたワンオフモデルとして公開すると発表しました。半世紀以上の時を経てよみがえった、ブランドの原点を象徴する特別な1台を紹介します。
創業者の夢を現代に蘇らせたスポーツカー
マクラーレンは2026年7月6日、2026年7月9日から英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、創業者ブルース・マクラーレンが構想したロードカー「M6GT」を、同社のビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)の手によってレストアしたワンオフモデルとして初公開すると発表しました。
マクラーレンのアーカイブに保管されていたオリジナルのボディモールドや当時の図面、写真資料などを活用し、創業者の思想を可能な限り忠実に再現した特別な1台です。
今回のプロジェクトは、ブランドのレース活動の原点と現在のロードカーづくりを結び付ける象徴的な取り組みとして位置付けられています。
M6GTは、マクラーレンの歴史において極めて重要なモデルです。1967年のCan-Amマシン「M6A」をベースに開発された2人乗りのロードカーで、軽量な車体や空力を意識したフォルムに加え、バタフライドアを採用していたことも大きな特徴でした。
ブルース・マクラーレン自身もプロトタイプを会議やレース会場への移動に使用し、少量生産による市販化を計画していましたが、1970年にブルース・マクラーレンが事故で急逝したことで計画は実現せず、市販されることはありませんでした。
しかし、「レースで培った技術を公道へ持ち込む」という思想は、1992年に発売されたマクラーレン「F1」へと受け継がれ、現在のマクラーレンのロードカー開発にも脈々と息づいています。

今回公開されるM6GTは、そのロードカー構想を現代の技術とクラフトマンシップによって忠実によみがえらせた1台です。
ボディは英国で発見されたオリジナルの型を用いて製作され、シャシは当時のM6Aレーサー由来のものをベースに構築。
エンジンには当時の仕様に準拠したスモールブロックV型8気筒エンジンを搭載し、「キャメルハンプ」シリンダーヘッドも採用しています。
さらに、サスペンションにはオリジナル部品を修復して使用するほか、現在では生産されていない規格のベアリングを調達するなど、細部まで徹底したこだわりが貫かれています。
インテリアも当時の雰囲気を忠実に再現し、手作業で削り出したウォールナット製シフトノブやグリーンステッチ入りの特注ビニールシートを採用。
ロールフープやリアフレーム、配線ハーネスといった目に見えない部分までMSOの職人が手作業で製作し、アルミ製ドーム型リベットも当時の仕様に合わせて航空宇宙産業の熟練職人が取り付けています。
ボディカラーには、「コルンブルック」と名付けられた特注ホワイトを採用。この名称は、ブルース・マクラーレンがロードカー構想を進めていた工場があった地名に由来します。
また、ホワイトのボディとグリーンのインテリアという組み合わせは、1966年の「M2B」のカラーリングへのオマージュでもあり、創業者への敬意が随所に込められています。
今回のM6GTは、半世紀以上の時を経てブルース・マクラーレンのロードカー構想を現代によみがえらせたプロジェクトと言えるでしょう。
また、このレストアはMSOにおける「マクラーレン・ヘリテージ・コレクション」の起点として位置付けられており、ブランドの歴史と技術を次世代へ継承する重要な取り組みでもあります。
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M6GTは、単に歴史的な名車を再現しただけではありません。創業者ブルース・マクラーレンが思い描いた「レースとロードを融合させる」というビジョンを改めて示す象徴的なプロジェクトであり、マクラーレンのスーパーカーづくりの原点を振り返る機会となる1台です。
ブランドの礎となった理念を現代へ受け継ぐ存在として、多くのファンや関係者の注目を集めそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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