三菱ふそうと台湾・Foxconnの新バス会社名は「FUSO BUS」に決定! “伝統と革新”を融合した「新ロゴ」も公開 2026年後半に設立予定
三菱ふそうトラック・バスと台湾の鴻海精密工業(Foxconn、フォックスコン)は2026年7月6日、共同設立する新バスメーカーの会社名「FUSO BUS」やロゴマーク、企業ビジョンなどの概要を発表しました。2026年後半の設立に向け、着々と準備が進められています。
新会社「FUSO BUS」誕生へ! 新ロゴマークに込められた意味とは?
2026年7月6日、三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)と台湾の鴻海精密工業股分有限公司(以下、Foxconn)は、共同で設立を予定している新バスメーカーの概要について発表しました。
新会社の名称は「FUSO BUS」となり、神奈川県川崎市に本社を置く予定です。
両社は2025年8月に、ゼロエミッション車両(ZEV)バスにおける戦略的協業を検討する基本合意書を結んでおり、モビリティの脱炭素化推進に向けて連携を深めてきました。
2026年1月22日には最終合意を締結。資本構成は三菱ふそうとFoxconnがそれぞれ50%ずつ株式を保有する合弁事業となります。
事業としては、国内外の市場に向けた従来の内燃機関(ICE)バスおよびZEVバスの開発、製造、販売、サービス提供を展開。
三菱ふそうが培ってきたバスの設計や開発、製造の知見と、Foxconnが有するZEV技術やグローバルネットワークを融合させることで、日本国内で競争力のあるZEVバスの開発を推進します。
両社が締結した合意内容には、FUSOブランドのバス事業強化を目的として、それぞれの子会社である三菱ふそうバス製造とFoxtron Vehicle Technologies(フォックストロン)が、フォックストロンが開発した電気大型バス「MODEL T」および電気小型バス「MODEL U」を皮切りに、ZEV バスの開発、生産、サプライチェーンマネジメント、販売において協力するという事項も含まれていました。
生産拠点については、富山県富山市の三菱ふそうバス製造の工場が担います。
急速に変化するバス市場において多様なニーズに応える製品を提供し、持続的な事業成長を実現するべく、三菱ふそう、三菱ふそうバス製造、フォックスコン、フォックストロンの4社は、FUSOブランドの強化と新たな日本製のバスの開発に向けた将来のビジネスモデルを検討するとしています。

今回新たに公開されたFUSO BUSのロゴマークは、長い歴史によって培われた信頼と、未来を切り拓く強い意志を表現するデザインとなっています。
ロゴの左側には社名の頭文字であるアルファベットの「F」を配置。これはブランド名の由来である神話上の樹木「扶桑」の葉をモチーフにしており、伝統やルーツを受け継ぐ存在であることを示しています。
一方、右側に配置された「b」の文字はバス(bus)の頭文字を模しており、新会社とバス業界全体が目指す持続可能な未来を象徴する矢印の形を成しています。この矢印に沿い、革新と先見的なアイデアを通じて次世代のモビリティをリードしていく姿勢を表しています。
また、企業ビジョンとして「我々の歩み、無限の物語を(One journey, infinite stories)」が掲げられました。
FUSOブランドが多数の市場で一世紀近くにわたって築き上げてきた歴史と、何百万kmもの走行距離、そして何千もの顧客とのつながりを包含し、次世代へと続く夢を表現しています。
新会社を牽引する執行部体制として、代表取締役社長には現在三菱ふそうのバス事業本部長を務める高羅克人氏が就任する予定です。
高羅氏は過去の発表において、日本が誇るものづくりの精神とFoxconnの高い技術力や俊敏性を掛け合わせ、バス事業をデジタル化や電動化の新たな時代へと導くことで顧客の期待に応えていくと語っていました。
社長を支える布陣としては、財務管理本部長の山本順一氏、品質管理・カスタマーサービス本部長の馬場高史氏がそれぞれ執行役員副社長に就任する予定です。
さらに、生産本部長兼商品戦略本部長に藤岡佳一郎氏、開発本部長に伊藤貴之氏、国内営業本部長に佐々木祥人氏、海外営業本部長にラヴィ・クリシュナン氏、そしてコーポレート&戦略本部長にイードゥ・チャーリーン氏が選任されており、盤石な体制で事業開始に向けて準備を進めています。
FUSO BUSの設立は2026年後半を予定しています。
内燃機関車両ラインアップの継続的な改善と、競争力の高いZEVバスの共同開発を両輪として進める新バスメーカーが、社会ニーズにどう応えていくのか期待が高まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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