ホンダ斬新「N-BOX“軽トラ”」がスゴい! 全長2.9mボディ×大人2人が寝られる「めちゃ広ッ空間」付きの車中泊仕様! 両側スライドドアじゃない“2人乗り”の「N-TRUCK」に再注目!
2026年7月にマイナーモデルチェンジを受けたホンダ「N-BOX」が発売されます。デザインの変更や特別仕様車の追加などで商品力を高めた一方、歴代モデルを振り返ると、軽トラック仕様のコンセプトカー「N-TRUCK」という異色の存在もありました。実現には至らなかったユニークな提案を改めて振り返ります。
N-BOXから生まれた異色の派生モデル
2026年7月には、ホンダの軽自動車「N-BOX」がマイナーモデルチェンジを受けて発売されます。
同年6月18日には改良内容が先行公開され、「N-BOX CUSTOM」ではより力強さを強調したフロントデザインを採用したほか、「N-BOX JOY」には内外装をブラックで統一した特別仕様車「BLACK STYLE」を新設定。
さらに、USBチャージャーやシートバックポケットなどの装備充実も図られ、商品力が一段と高められました。
こうした進化に注目が集まる一方で、歴代N-BOXを振り返ると、実用性を生かしたユニークなコンセプトモデルも存在しました。そのひとつが、軽トラック仕様として製作された「N-TRUCK」です。
N-BOXは、軽自動車でありながら広々とした室内空間と高い実用性を両立したモデルとして、多くのユーザーに選ばれてきました。
街乗りで扱いやすいコンパクトなボディサイズに加え、家族での利用から通勤、買い物まで幅広い用途に対応できる万能さが魅力です。
その完成度の高さは市場でも高く評価されており、2025年の国内新車販売台数で首位を獲得しました。
また、軽四輪車の新車販売台数では11年連続首位を記録し、2026年4月にはN-BOXシリーズの累計販売台数が300万台を突破するなど、長年にわたり高い人気を維持しています。
現在のラインナップには、迫力あるデザインを採用したN-BOX CUSTOMや、アウトドアテイストを取り入れたN-BOX JOYなどが用意され、それぞれ異なるライフスタイルに合わせた選択肢が広がっています。
しかし、ホンダは以前からN-BOXの高いパッケージング性能を生かしたさまざまな可能性を模索しており、その象徴ともいえる存在がN-TRUCKでした。

ベースとなった初代N-BOXは2011年に登場しました。全長3395mm×全幅1475mm×全高1770mmという軽自動車の規格いっぱいのサイズを活用しながら、驚くほど広い室内を実現したことが大きな特徴でした。
その背景には、ホンダが長年培ってきた「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」があります。
これは機械類が占めるスペースをできるだけ小さくし、人が過ごす空間を最大限に確保するという設計思想です。
この考え方を徹底したことで、見た目からは想像できないほどゆとりある居住性と積載性を実現しました。
パワーユニットには660cc直列3気筒エンジンを採用し、自然吸気仕様は58ps、ターボ仕様は64psを発生します。
CVTとの組み合わせによって発進から加速まで滑らかな走りを実現するとともに、日常使いに求められる燃費性能にも配慮されていました。
街中での運転はもちろん、高速道路での移動まで扱いやすいバランスの良さも、このモデルが支持された理由のひとつです。
そのN-BOXをベースに、新しいライフスタイルを提案するために誕生したのがN-TRUCKです。
このコンセプトモデルは2015年2月に開催された「ジャパンキャンピングカーショー2015」で初公開されました。
N-TRUCKは後席用スライドドアを取り外し、全長を約500mm短縮して全長2895mmとした軽ピックアップトラックです。
乗車定員は2名とし、後部には荷台を設けることで、キャンプ用品やアウトドアギア、自転車、DIY用品などを積み込みやすい仕様となっていました。
一般的な軽トラックとは異なり、N-BOXならではの快適性を残しながら、趣味やレジャーでの使い勝手を高めた点が大きな特徴でした。
さらに会場では、専用キャンピングトレーラー「N-CAMP」もあわせて展示。コンパクトなボディながら室内にはグリーンのソファや木目調パネル、カーペットを採用し、落ち着いた雰囲気を演出。
大人2人が就寝できるロフトベッドも備え、週末の旅行やキャンプを快適に楽しめる空間として提案されました。
内装はユーザーの好みに合わせたカスタマイズも想定されており、移動先でくつろげるもうひとつの部屋という新しい価値を打ち出していました。
メーカー自らが軽ピックアップとキャンピングトレーラーを組み合わせたライフスタイルを提案したことは、当時としても非常に斬新な試みでした。市販化への期待もありましたが、現在まで販売計画は発表されていません。
しかし近年はアウトドア人気や車中泊需要の拡大に加え、コンパクトなキャンピングカーへの関心も高まっています。
そうした時代背景を考えると、N-TRUCKやN-CAMPのようなコンセプトは、今あらためて商品化を期待する声が上がっても不思議ではありません。
2026年7月に新たなN-BOXが登場する今だからこそ、ホンダが過去に示したユニークな提案にも改めて注目が集まりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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