自転車「青切符」不安しかない!? 「子供を乗せちゃダメ?」「子供も車道を走る?」保護者が知っておくべき交通ルールとは
2026年4月から自転車にも「青切符制度」が導入され、子供を自転車に乗せている保護者から、戸惑いや不安の声が上がっています。どうすれば良いのでしょうか。
「知らなかった」では済まされない
2026年4月から自転車にも「青切符制度」(交通反則通告制度)が導入され、子供を自転車に乗せている保護者からは「春から子供が小学校に上がる。今まで後ろに乗せてた子供を乗せちゃダメなの?」「子供が1人で自転車に乗れるようになるまで、あと何年も待つの?」など、戸惑いや不安の声が上がっています。
そこで、「青切符制度」で知っておくべき子供の乗車に関するルールや、安全に利用するために必要なことを確認します。
まず青切符導入で「何が変わったのか」ですが、じつはルール自体は何も変わっていません。「子供との2人乗りが禁止になった」「歩道での速度制限が新しくできた」といった事はなく、いずれも以前から明確にルールが定められています。
変わったのは、違反処理の方法です。これまでは「赤切符」(刑事処分)しかありませんでしたが、クルマやバイクと同様の「青切符」が新たに導入されたことで、言い方を変えれば「取り締まりがしやすくなった」と言えます。
もちろん取り締まり強化の背景には、なかなか減ることのない自転車の事故を抑制する目的があり、自転車利用者を道路から排除するためではありません。

保護者が「これはダメなのか?」と感じることについて、子供の乗車に関するルールをあらためて確認すると、まず自転車に子供を乗せられるのは、未就学児(6歳未満)に限られています。
小学1年生になると、たとえ小柄でも幼児用座席への乗車は違反となり、反則金の対象になります。「小さいからいいだろう」ではなく「年齢」で判定されます。
ちなみに、警察庁などで自転車に乗せられる子供の年齢制限の緩和などが検討されており、今後は条件が変わるかもしれません。
保護者の自転車に乗車できなくなった子供は、自分自身で乗ることになります。自転車は原則として車道の左側を走るというルールから見ると、親にとって「子供が車道を走るのは怖い」と思うのは当然でしょう。
しかし小学生以下(13歳未満)が自転車を運転する場合は、条件付きで歩道の通行が可能です。原則として「徐行(時速8~10キロ程度・早歩き程度のスピード)」になります。
では親子で一緒にそれぞれ自転車に乗って移動する場合はどうすれば良いのでしょうか。実際の道路状況を考えるとなかなか無理がありますが、子供は歩道を徐行し、親は斜め後ろから子供の様子を見守りながら、車道の左側を走行する、となります。
どうにも「窮屈」な感は否めません。厳格にルールを守っていても、どうにもならない状況も発生します。実際は自転車に乗る保護者も、歩道を徐行することが現実的でしょう。
この窮屈は「ルールを守るため」ではなく、自転車に乗っている子供と自身の安全を守るためであり、子供を乗せた状態で車道を走ることが「危ない」「怖い」と感じたら、先を急ぐ気持ちを抑えて、自転車から降りて押し歩くことが無難です。押し歩きは「歩行者」扱いなので、ルール違反にはなりません。
子供を乗せたままでは大変ですが、これにはコツがあります。腕の力だけで支えるのではなく、自転車を少しだけ自分の方へ傾けて、車体と身体が「八」の字になるように軽くサドルを腰に当てます。そうすることで腕の負担も軽くなります。
日常生活の中で、子供を自転車に乗せる保護者が直面する課題は多いかもしれませんが、一番大事なことは子供の安全を確保するとともに、周囲の道路利用者への配慮も忘れないことではないでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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