ヤマハ新型スクーター「ギアレヴ」発売 バッテリーを2個搭載し航続距離100kmを実現
ヤマハは、原付一種に区分される電動スクーター「GEAREV(ギアレヴ)」と、新聞配達向けの専用装備を加えた「NEWS GEAREV(ニュース ギアレヴ)」を、2026年7月17日に発売します。
長い歴史を持つ「ギア」シリーズ
ヤマハは、原付一種に区分される電動スクーター「GEAREV(ギアレヴ)」と、新聞配達向けの専用装備を加えた「NEWS GEAREV(ニュース ギアレヴ)」を、2026年7月17日に発売します。
両モデルのルーツは、1994年に登場したヤマハの業務用二輪車「GEAR」シリーズです。ギアチェンジが不要で扱いやすく、優れた積載性を持つことから、宅配業務の現場で長年にわたり支持されてきました。乗り降りしやすい車体設計や、広さと低さを両立したリアデッキが高く評価され、業務用二輪車という新たな市場を切り開いてきた歴史があります。
電動モデルを新たに設定した背景には、2025年11月から施行された排出ガスに関する新規制への対応があります。環境規制をクリアするだけでなく、持続可能な社会への貢献や変化する市場ニーズに応えることも、電動化を推進した大きな理由です。ヤマハ発動機が掲げる2050年カーボンニュートラルの達成に向けた取り組みの一環でもあります。
動力源には、着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(ホンダ モバイルパワーパック イー)」を2個搭載します。

モーターは低回転から力強いトルクを発生させる特性を備えており、荷物を積んだ状態でもスムーズかつ力強い発進と登坂性能を実現します。駆動電流の制御技術によって高効率化が図られており、1回の充電で走れる距離は100km(30km/h 定地走行テスト値)となっています。
また、モーターの力を活用して後退を補助する「後進アシスト機能」を採用しています。駐車場での切り返しや、狭い場所・傾斜地での取り回しを助ける実用的な機能です。
バッテリーはシート下に収納されており、1つのハンドル操作で2個を連動させて着脱できます。充電は車体から取り外して行い、満充電までの所要時間はおよそ6時間です。
業務利用を意識した装備も充実しています。前後連動ブレーキシステムや LED ヘッドランプを標準装備するほか、バッテリー残量や後進状態をわかりやすく示すインジケーター付きメーターパネル、スマートフォンの充電にも対応するアクセサリーソケットも備わっています。
カラーリングは、電動車らしいクリーンなイメージを表現した「ホワイト」を採用。グラフィックはこれまでの GEAR シリーズのロゴをベースとしながら、ヤマハの EV シリーズ共通のアクセントカラーであるシアンをあしらったデザインとなっています。
価格(消費税込、以下同)は、GEAREV がバッテリー2個・充電器2個を含めて69万800円、車両本体のみの場合は36万3000円です。
NEWS GEAREV はバッテリー2個・充電器2個込みで70万1800円、車両本体のみは37万4000円となります。
車両本体のみで購入する場合は、バッテリーシェアリングサービス「Gachaco(ガチャコ)」との別途契約が必要です。
なお、両モデルは国の CEV 補助金(6万円)の対象となっています。
32年の歴史を積み重ねてきた「GEAR」シリーズが電動化によって新たな章を迎え、業務用二輪車の世界にどのような変化をもたらすか、注目が集まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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