“スイフトスポーツ”より大きい新「“6速MT”コンパクトカー」発表! 全長4m級ボディに1.6リッター「ターボ」搭載! ヒョンデ「i20 Nシャドウエディション」オーストラリアで限定販売
ヒョンデのオーストラリア法人は2026年6月、高性能コンパクトハッチバック「i20 N」の特別仕様車「i20 N シャドウエディション」を発表しました。現行型ラストを飾る“最後の100台”とは、どのようなクルマなのでしょうか。
現行「i20 N」を見送る、限定100台の集大成モデル
ヒョンデのオーストラリア法人は2026年6月16日(現地時間)、高性能コンパクトハッチバック「i20 N」の特別仕様車「i20 N シャドウエディション(Shadow Edition)」を発表しました。
今回のシャドウエディションは、現行i20 Nの有終の美を飾る限定仕様として、オーストラリア市場向けに100台限定で設定されました。
実は欧州市場では排ガス規制の影響ですでに同車の販売が終了しており、世界最後の砦としてガソリンMTのi20 Nを買い支えていた豪州も、新たな燃費基準(NVES)の本格化を受けて、ついにこの100台を最後に現行型の生産終了が決定。まさに世界で最後の100台となります。
ボディサイズは全長4075mm×全幅1775mm×全高1440mm、ホイールベースは2580mm。日本でも惜しまれつつ新車販売を終了したスズキ「スイフトスポーツ」より全長が約18cm長く、全幅も4cm広い、ひと回り大きめの“ワイド&ロー”なサイズ感となっています。

パワートレインはノーマルのi20 Nと同じ仕様です。1.6リッター直列4気筒ターボエンジンは最高出力204PS・最大トルク275Nmを発揮します。最大トルクは1750回転から4500回転で、最高出力は5500回転から6000回転で発生。これを6速MTと組み合わせ、前輪を駆動します。
機械式LSD(リミテッド・スリップ・デフ)を備え、0-100km/h加速は6.7秒、最高速度は230km/hに達します。公式スペック表での車両重量は1210kgから1235kgです。
最大の見どころは、新たに採用された18インチのフローフォージド製アルミホイールです。マットブロンズ仕上げとされ、標準モデルとは異なる存在感を放ちます。あわせてブラックのホイールナットや、ブラックのドア下部デカールも採用。ボディカラーはアトラスホワイトとファントムブラックの2色のみとなります。
なお、フロントスプリッターの赤いアクセントやNバッジ、赤いブレーキキャリパー、クロームのエキゾーストエンド、アクティブ可変エキゾースト、高性能タイヤのピレリ「P Zero」といった装備も、ベース車と同様に備わります。
インテリアでは、ステアリングホイールとシフトノブにアルカンターラを採用。ステアリングにはパフォーマンスブルーの“12時マーカー”が配されます。
さらに、装着されるピレリ「P Zero」タイヤのトレッドパターンを模した専用ラバーフロアマットも用意されます。各車にはナンバー入りプレートが備わり、100台限定であることを示します。
そのほかの装備は標準モデルとおおむね共通です。10.25インチのマルチメディアディスプレイと10.25インチのNスーパービジョンクラスター、アップルカープレイおよびアンドロイドオート、ワイヤレス充電、Bluelink、スマートキーなどを備えます。
価格は、アトラスホワイトが4万1500オーストラリアドル(約465万円 ※2026年6月下旬時点、以下同)から、ファントムブラックが4万2095オーストラリアドル(約471万円)です(ともに諸費用別)。
シャドウエディションはヒョンデ・オーストラリアの公式サイトに掲載されており、100台はすべてオーストラリア市場専用です。
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204psの1.6リッターターボと6速MTというi20 Nらしい走りの愉しさを貫いたうえで、専用ホイールや内外装のディテールで特別感を高めたシャドウエディション。日本市場でスイフトスポーツが歴史に幕を下ろしたように、世界的な環境規制の波によって、またひとつ「純粋なガソリンMTハッチ」が静かに姿を消そうとしています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

























