日産「100万円以下の新型3列シートミニバン」に反響! 「日本でも販売してくれんかな」「このサイズで7人乗れるのはあると助かる」 インドに導入された「グラバイト」とは?
日産自動車は2026年2月に、インド市場向けに新型コンパクトSUV「Gravite(グラバイト)」を発表しました。同モデルには様々な反響が寄せられています。
低価格を実現したコンパクトSUV
日産自動車は2026年2月に、インド市場向けに新型コンパクトSUV「Gravite(グラバイト)」を発表しました。
このクルマは、コンパクトなボディに3列シートを備えた利便性の高いモデルでありながら、価格は56万5000インドルピー(約94万円・2026年6月上旬のレート)からと、非常に手頃な設定になっています。
このグラバイトは、現地のニーズを深く考慮して開発され、日産のインド事業における新たな章の幕開けを担う重要な戦略モデルと位置付けられています。
インドでは既に、同等サイズの2列シートSUV「マグナイト」が2020年から販売されていますが、グラバイトが持つ最大の特徴は3列シートである点です。インドでは家族で実家に帰省する習慣が根付いており、人も荷物も満載で移動することが多いため、多人数が乗車できるクルマは大きなアドバンテージになります。
ボディサイズは全長3987mm×全幅1734mm×全高1643mmと非常にコンパクトで、日本ではスズキのインド生産車「フロンクス」に近いサイズ感です。
3列シートを収めるために全高がやや高められており、そのスタイルはSUVというよりクロスオーバーワゴンに近いかもしれません。
エクステリアはSUVらしいタフさを感じさせるデザインです。フロントにはピアノブラックのハニカム形状グリルが採用され、バンパーにはカンガルーバンパーやアンダーガードを思わせるシルバーのアクセントが施されており、力強い印象を与えます。
ボディの周囲にはSUVの定番であるブラックモールが配置され、リアバンパーにもフロントと同様のシルバーアクセントが用いられています。前後ライトとフォグランプがLEDであることも注目点です。
![日産がインドで発表した小型MPV(コンパクトミニバン)「Gravite(グラバイト)」[2026年2月18日世界初公開]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/06/20260609_gravite_01.jpg?v=1780990987)
また、未舗装路が多い現地の道路事情に対応するため、最低地上高は182mmが確保されています。
インテリアは、シンプルでありながらスタイリッシュな空間に仕立てられています。ホワイトを基調としたダッシュボードに、ホワイトとブルーの2トーンカラーで彩られたスエードとレザレットのコンビシートが設定される仕様もあります。ダッシュボードは実用的なデザインながら、デジタルメーターパネルやタッチスクリーンといった現代的な機能も備わっています。
限られた室内空間を有効活用するため、シートアレンジにも工夫が凝らされています。2列目シートにはダイブダウン機能が備わり、さらに3列目シートを着脱式とすることで、乗員数と荷物の量に応じて柔軟に室内レイアウトを変更できます。
ラゲッジスペースは、3列目シートを取り外した5人乗り状態で625L、7人乗車時でも84Lの容量を確保しており、高い実用性を備えています。
快適装備も充実しており、後席まで冷気を届けるエアコン吹き出し口や、飲み物を冷たいまま保てる保冷機能付きのグローブボックスとセンターコンソールボックスが用意されています。
このほか、夜間に周囲を照らす「フレンドリーライティング作動」が可能なLEDヘッドランプや、クルマへの接近で自動解錠、降車後に離れると自動で施錠する機能、スマートフォンのワイヤレス充電などもグレードに応じて装備されます。
安全装備については、先進的な機能はありませんが、前後パーキングセンサーやサイドカーテンタイプを含む6つのエアバッグ、ABS、ヒルスタートアシスト(HSA)、トランクションコントロールシステム(TCS)、エレクトリックスタビリティコントロール(ESC)など、30以上の機能が標準で搭載されています。
パワートレインは、最高出力72ps、最大トルク96Nmを発生する1リッター直列3気筒の自然吸気エンジンを搭載します。スペック自体は控えめですが、車両重量が約990kgと軽量なため、5速MTまたは5速AMTを駆使すれば軽快な走りが期待できるでしょう。
インド市場を意識した設定として、CNG(天然ガス)仕様が用意されている点も特徴的です。
この魅力的なSUVが安価な価格で実現できた背景には、日産が活用するアライアンスの存在があります。
グラバイトは、2019年に登場したルノーのコンパクトSUV「トライバー」の姉妹車であり、2025年に行われた大幅改良モデルをベースに日産仕様として開発されました。コストのかかるライト類やボディの基本骨格には共通点が多いものの、フロントマスクやリアバンパー、インテリアのアクセントやシート表皮、タッチスクリーンの仕様などはグラバイト専用に変更されています。
走行性能に関する公式な言及はありませんが、基本的にはトライバーと同等と見てよいでしょう。
標準グレードの価格は56万5000ルピーから84万9000ルピー(約94万円から約142万円)で、豪華装備を備えた導入記念車「ローンチエディション」は83万5500ルピーから89万3500ルピー(約139万円から約149万円)となります。
スズキのベーシックなワゴン「Eeco」が52万900ルピー(約88万円)からであることを考えると、グラバイトは非常にコストパフォーマンスに優れたモデルと言えそうです。アライアンスの強みを活かして現地のニーズに的確に応えたこのクルマのコンセプトは、日本のユーザーにも魅力的に映るかもしれません。
同モデルに対し、ネット上やSNSでは「安すぎる」「衝撃を受けた」など、100万円を下回る新車価格に対するストレートな反応が多数見られました。
また、「今までなかったちょうどいいサイズ」「このサイズで7人乗れるのはあると助かる」と、日本でも扱いやすいコンパクトなサイズ感に魅力を感じるユーザーも少なくないようです。
さらに、「日本でも販売してくれんかな」「日本の日産ディーラーでもこういう安くて使い勝手の良い車を売ってほしい!」といった強い要望も見受けられます。
Writer: くるまのニュース編集部
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