「バックしちゃ駄目なの!?」 コンビニが「前向き駐車」を求める理由とは! うっかりバック駐車して「怒鳴られたことがある…」とトラブル体験談も! 近隣住民の“切実な本音”もポロリ
コンビニエンスストアやファミリーレストランなどの駐車場で、「前向き駐車にご協力ください」と書かれた看板を目にする機会があります。なぜあえてクルマの頭から枠に入れるよう推奨しているのでしょうか。
うっかりバック駐車して「怒鳴られたことがある…」とトラブル体験談も
日本の駐車場では、出庫時の安全性を考慮して、通路に向かってクルマの正面を向ける「後ろ向き駐車」が一般的。
自動車教習所でもそのように指導されることが多いため、多くのドライバーにとってこの駐車方法が基本動作となっています。
しかし、街中をクルマで走っていると、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどの駐車場で、「前向き駐車にご協力ください」と書かれた看板を目にする機会があります。
出庫する際に後方確認の手間が増えて不便になるにもかかわらず、なぜあえて店舗側はクルマの頭から枠に入れるよう推奨しているのでしょうか。
その最大の理由は、店舗の周辺に暮らす地域住民への配慮にあります。
郊外の店舗などでは、駐車場と隣接する形で一般の民家が建っているケースが珍しくありません。
もしこの境界線に沿って後ろ向きで駐車してしまうと、車体後部にあるマフラーの排気口が民家に直接向けられることになります。
そのままエンジンをかけた状態でアイドリングを続けると、排出されるガスが隣家の敷地や家の中に流れ込み、洗濯物に臭いがついたり健康被害をもたらす可能性があります。

また、エンジンの振動や排気音が騒音トラブルに発展することも多く、近隣住民との良好な関係を維持するために、マフラーを通路側に向ける前向き駐車が求められているのです。
くわえて、店舗の施設自体や植栽を保護するという目的も含まれています。
排気ガスには有害な化学物質や熱が含まれており、クルマの後部を店舗の壁や生け垣に近づけて駐車されると、長期間の積み重ねによって外壁が真っ黒に汚れてしまったり、植物が枯れてしまったりする原因となります。
店舗の美観を損なわないためにも、排気口を施設側に向けないという配慮が必要とされているのです。
さらに、夜間帯におけるヘッドライトの光害が理由となる場合もあります。
立地によっては、後ろ向きで駐車枠に入れようとする際に、クルマのフロント部分が一時的に周囲の民家や店舗の窓を直接照らしてしまうことも。
就寝中の住民にとって、突然窓越しに強い光が差し込むことは非常に大きなストレスとなるため、そのまま枠に直進してヘッドライトの光を遮る前向き駐車が有効な対策となるのです。
こうした店舗側からのお願いに対して、インターネット上のコミュニティを見て見ると、ドライバーから様々な声が上がっています。
「前向き駐車の看板を見落としてバックで停めたら、近所のおじさんに怒鳴られたことがある…」といった、実際にトラブルを経験したユーザーもいれば、「出るときにバックで通路に出るのが怖くて、そういう駐車場はあまり使いたくないな~」「お店には最初から民家側に高い壁を作っておいて欲しい」など、出庫時の危険性に対する不安を訴えるコメントも多く見受けられます。
その一方で、「自分もコンビニの隣に住んでるけど、深夜にマフラーの音と排気ガスの臭いが家に入ってくるのはマジで地獄…」「ドライバーさんには看板のルールを守って欲しいです」といった、近隣住民の立場からの切実な本音も寄せられています。
もちろん前向き駐車をした場合、帰る際には必然的にバックで出庫することになるため、死角を歩く歩行者や自転車、他の車両の動きには普段以上の注意を払う必要があります。
自分の運転のしやすさも大切ですが、それにくわえて場所を管理する店舗の事情や周辺環境にも目を向け、指定されたルールに従うことが、クルマ社会におけるマナーと言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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