軽より“ちょっと大きい”「“6速MT”コンパクトカー」が魅力的! 全長3.6mボディに116馬力の1000cc「ターボ」搭載! 200万円で楽しめるVW「up! GTI」どんなモデル?

昨今、国産車・輸入車を問わず新車価格の上昇が続いており、手頃な価格で走りを楽しめるモデルを探すのが難しくなっています。さらに、MT車も今や貴重な存在です。そんな中、予算200万円以下で走りが楽しいクルマを中古車市場で探してみると、フォルクスワーゲンのコンパクトスポーツ「up! GTI」という魅力的な選択肢が存在します。はたしてどのようなクルマなのでしょうか。

予算200万円以下で狙える希少な「6速MT」モデル

 昨今、国産車・輸入車を問わず新車価格の上昇が続いており、手頃な価格で走りを楽しめるモデルを探すのが難しくなっています。とりわけ「手頃な価格で買えるMT(マニュアルトランスミッション)のスポーツモデル」は、国産車・輸入車を問わず激減しており、クルマ好きにとっては悩ましい状況が続いています。

「予算200万円以下で、純粋に運転が楽しいMT車が欲しい」……そんな思いに応えてくれるモデルとして中古車市場に目を向けると、“最小GTI”の称号を持つホットハッチ、フォルクスワーゲン「up! GTI(アップ! GTI)」が射程圏内に入ってきます。

 up! GTIは、ベースモデル「up!」に伝統のGTIバッジを冠したスポーツモデルです。欧州では2017年の「GTIミーティング」でコンセプトが公開され、日本には2018年6月に600台限定で初導入されました。

 GTIの源流となった初代「ゴルフGTI」の110ps・140Nmに近いスペックをコンセプトに開発されており、2019年には装備を追加した特別仕様車として再登場しました。なお、up!シリーズは2020年2月に日本での販売を終了しており、現在は中古車でのみ入手できます。

 200万円以下で狙える中心は2018年式の日本初導入モデルですが、条件次第では2019年式の特別仕様車も視野に入ります。

 エクステリアは後期型up!をベースに、専用の17インチアルミホイールとスポーツサスペンションを採用。GTI伝統のレッドラインをフロントグリルに配し、全高はベース車より10mm低い1485mmに抑えられています。

 インテリアはGTIシリーズ伝統のチェック柄ファブリックシートと本革巻きステアリングを採用し、黒を基調にレッドのアクセントを効かせたスポーティな仕上がりです。

赤チェックの内装がお洒落!6速MTしかないスポーティモデルとは?
赤チェックの内装がお洒落!6速MTしかないスポーティモデルとは?

 ボディサイズは全長3625mm×全幅1650mm×全高1485mm、ホイールベース2420mm、車重1000kgです。日本の軽自動車規格(全長3400mm以下×全幅1480mm以下)と比較すると、全長が約20cm、全幅が約17cm大きいサイズ感です。狭い路地や駐車場でも持て余すことはありません。

 パワートレインは1リッター直列3気筒ターボで、最高出力116ps・最大トルク200Nmを発揮。ベースのup!(75ps・95Nm)から大幅に強化されています。

 トランスミッションは6速MTを組み合わせて、0-100km/h加速は8.8秒、最高速度は198km/hに達します。燃費は21.0km/L(JC08モード)とホットハッチにしては経済的です。

 up! GTIの日本初導入時の新車価格(消費税込)は219万9000円でした。シティエマージェンシーブレーキやバイキセノンヘッドライトを標準装備し、日本仕様のup!としては初めてのMT車という点も大きなトピックでした。

※ ※ ※

 全長3.6mのボディに116psのターボエンジンと6速MTを詰め込んだup! GTIは、まさに“ちょうどいいホットハッチ”。200万円以下で楽しめる純粋なドライビングマシンとして、今なお色褪せない魅力があります。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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