人気No.1コンパクト日産「ノート」のフルラインナップを復習 「e-POWER ニスモ S」の追加で総計35タイプ!

待望の「e-POWER NISMO S」が追加されたハイブリッド車は16タイプを用意

 エンジンのパワーをモーターでアシストする従来のハイブリッドとは異なり、エンジンを発電用のみに使う日産の「e-POWER」は、電気自動車のようなレスポンスと加速性能を楽しめる新感覚のパワートレインとなっています。この「e-POWER」の登場で「ノート」は生まれ変わったと言っても過言ではありません。

走行性能を高めた「ノートe-POWER NISMO」

 ガソリン車と同じくハイブリッドでも「e-POWER S」をベースに「e-POWER X」「e-POWER MEDALIST」の他、特別仕様車の「e-POWER X C-Gear」「e-POWER AUTECH」「e-POWER AUTECH SPORTS SPEC」、そして「e-POWER NISMO」、最新の「e-POWER NISMO S」となっています。

「e-POWER S」と「e-POWER AUTECH SPORTS SPEC」「e-POWER NISMO」「e-POWER NISMO S」を除いて、前後輪ともモーター駆動の4WD『e-POWER 4WD』も用意されています。通常のガソリン車との違いとして、車速が0km/h時から4WD走行が可能となっており、発進時から大きな駆動力を発生させることができます。

 カラーリングのバリエーションではガソリン車と同様に「ブラックアロー」も用意されています。

 9月25日に発売された「e-POWER NISMO S」が「ノート」のラインナップでは最も新しいモデルになります。従来の「e-POWER NISMO」では「自分のライフスタイルにこだわりがあり、性能の違いに裏付けられたスポーティなクルマが欲しい」という層に向けたものでしたが、「e-POWER NISMO S」では「モータースポーツに興味があり、ドライビングパフォーマンスの高いクルマが欲しい」という層をターゲットとしています。

 実際「e-POWER NISMO S」はモーターの出力、トルクを従来比で25%ほど向上させ、専用の走行モードも追加されるなどで、圧倒的な加速性能を得ています。

 シャシでもサスペンションやブレーキの強化に加え、各部に補強を施し、ハンドリング性能も向上させています。

 日産「ノート」は普段使いにちょうどよいサイズで、先進安全装備も充実しています。また、優れた環境性能を実現しながら、走りについても追求されています。結果、コンパクトカーとしてあらゆるニーズに対応するかたちで、計35タイプものラインナップとなりました。売れているクルマというのは偶然ではなく、メーカーによる緻密な企画により必然的に作られているということでしょう。

【了】

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