トヨタ新「“5人乗り”スライドドアワゴン」発売! 最上級より「22万円安い」けど「めちゃ広ッ車内」&“ゆとりある荷室”など利便性バツグン! 全長4.4mサイズでちょうどいい「ジャパンタクシー」の最安モデルって?
2017年に登場したトヨタ「JPNタクシー(ジャパンタクシー)」は、今や全国で活躍するタクシーの定番車種です。2026年5月の一部改良では新機能「制動灯表示灯」を追加。今回は最廉価グレード「和」の装備や特徴、魅力を詳しく紹介します。
乗りやすさと実用性を両立しつつ価格を抑えた最安モデル
トヨタ「JPNタクシー(ジャパンタクシー)」は、2017年に登場したタクシー専用車両です。
それまでタクシーの主力車種だった「クラウンコンフォート」などのセダン型に代わる存在として開発されました。
5ドアのトールワゴン型を採用し、乗降性や居住性、バリアフリー性能を重視した設計が大きな特徴です。
発売当初は2020年東京オリンピックを見据え、東京23区を中心に大量導入が進められました。
その後は地方都市にも普及し、現在ではタクシー業界を代表する主力車種として、街中で広く見かける存在となっています。
歩道側となる左側リアドアには電動スライドドアを採用。低床かつフラットなフロア設計により、車椅子での乗車にも対応しています。
ボディカラーは、日本独自の「深藍(こいあい)」をはじめ、ブラック、スーパーホワイトIIを設定。ビジネスから冠婚葬祭まで幅広い用途に対応します。

そんなジャパンタクシーに対し、2026年5月12日に一部改良モデルが発表されました。今回の改良で新たに標準装備されたのが「制動灯表示灯」です。
これは、ブレーキの作動状況をメーターパネル上に表示し、ドライバーへ知らせる運転支援機能です。
タクシー乗務員は常に多くの判断を求められるため、運転支援システムの作動状況を視覚的に確認できることで、状況把握をサポートする役割が期待されています。
そんなジャパンタクシーのグレードは、標準仕様の「和」と上級仕様の「匠」の2種類を展開しています。
価格(消費税込み)は「和」が348万9200円、「匠」が371万3600円で、その差額は22万4400円です。事業者にとって、1台あたり22万円の差は決して小さくない金額といえるでしょう。
なかでもエントリーモデルとしてラインナップされる和グレードでは、匠グレードと仕様上異なる部分が複数存在します。
まずボディサイズは全長4400mm×全幅1695mm×全高1750mm、ホイールベースは2750mmと全グレード共通であり、全幅を1695mmに抑えることで、狭い路地や混雑した市街地でも扱いやすいサイズ感となっています。
また、低床フロアと大開口スライドドアの組み合わせにより、高齢者や小さな子ども、車椅子利用者はもちろん、旅行者やビジネス利用者の乗降もスムーズにサポートします。
ラゲッジ容量はVDA方式で392リットルを確保。スーツケース2個の平積みやゴルフバッグ4個の積載が可能で、空港送迎や観光用途にも対応できる設計です。
外装は、メッキパーツを極力省いた素地仕様となっており、ホイールデザインも匠グレードとは異なるものを採用。
内装も同様に装飾を抑えた落ち着いたデザインにまとめられており、2列5人乗りのレイアウトは匠グレードと共通ですが、シート表皮や加飾パーツなど一部簡素化することで価格を抑えています。
一方で、安全装備は充実しており、「トヨタ セーフティセンス」を標準装備。さらに後席には、大型グリップや充電用USBポート、バックル照明付きシートベルトなどを備えています。
乗客へのホスピタリティを確保しながら、導入しやすい価格を実現している点が、和の大きな魅力といえるでしょう。
パワートレインには、1.5リッターLPGハイブリッド専用の「1NZ-FXP型エンジン」を採用しています。
THS II(トヨタ・ハイブリッド・システム)をベースに新開発されたこのシステムは、エンジン単体で最高出力74ps・最大トルク111Nmを発生。
モーターは最高出力61ps・最大トルク169Nmを発揮し、システム全体の最高出力は100PSとなります。
トランスミッションには電気式無段変速機(CVT)を採用し、駆動方式は前輪駆動。燃費はWLTCモードで16.6km/Lを実現しています。
また、燃料に比較的安価なLPG(液化石油ガス)を使用することで、ガソリン車より燃料コストを抑えやすい点も特徴です。
前回の改良で58リットルへ拡大されたLPGタンクは、給ガス回数を減らせるため、稼働率を重視する事業者にとって大きなメリットとなっています。
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これらの特徴を持つ和グレードは、導入しやすい価格と高い耐久性、必要十分な装備のバランスによって、多くの事業者から支持を集める一台となりそうです。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。








































