マツダが「新型CX-5」発売! 9年ぶり全面刷新の「マツダの最量販モデル」が大進化! 330万円スタートで「使い勝手&先進性」大幅向上! 経営の“中核”をなす新型モデルの特徴とは
マツダはミドルサイズSUV「新型CX-5」を発売しました。グローバルにおける最量販車種であるCX-5は、どのように進化したのでしょうか。投入のねらいなどを開発主査に聞きました。
「330万円スタート」 詳細スペックは?
では、9年ぶりのフルモデルチェンジで具体的にどのように進化したのか、デザインやパワートレイン、先進運転支援システムなどを見てみます。
2代目(先代)CX-5の登場時、上質さを追求した内外装デザインを採用したことでさらなる支持を獲得しましたが、そのいっぽうで、「街でも着られるアウトドアウェア」を提供した初代のように、ラフに使いづらくなったという意見が寄せられたといいます。
新型では、「Wearable Gear(ウェアラブルギア)」をコンセプトとし、「会社帰りに山登りに行けるタウンウェア」をキーワードに、日常で使いやすい都会派SUVでありながら、スポーティなプロポーションと快適な居住性の両立を図り、行きたいところに行けるようなデザインとしました。

エクステリアでは、シルエットを相似形的に拡大させ、CX-5らしいスポーティなスタイルと広い室内空間を両立しました。
フロントはボンネットの先端を高くし、厚みをもたせるとともに、ロアグリルを左右に広げることでワイド感を演出。レッドの加飾を組み込んだ特徴的な灯体のヘッドライトとあわせ、堂々としたフェイスを表現しました。
リアはキャラクターラインを廃した造形と、ボディ色塗装部を上下に圧縮し、スポーティでワイドなデザインとしました。加えて、マツダ新採用となる「MAZDA」バラ文字のエンブレム、近年トレンドの水平基調のランプを装備し、力強さを与えています。
ボディカラーは新色となる「ネイビーブルーマイカ」をはじめ、7色を用意しました。
ボディサイズは全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mm、ホイールベース2815mmです。2代目(全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm)よりも、115mm長く、15mm幅広く、5mm高くなっています。
またホイールベースは115mm延長し、延長部をすべて前席以後に用いることで、居住性の大幅な向上を図りました。

インテリアはマツダらしいモダンで上質なデザインをベースに、水平要素を取り入れて車両姿勢を把握しやすいものとしました。ステアリングにもMAZDAのバラ文字ロゴを取り入れるとともに、最大15.6インチの大画面インフォテイメントや段差のないステアリングスイッチを搭載し、先進的な印象ももたせています。
ロングホイールベース化により、リアの居住性は大幅に引き上げられ、後席のニースペースやヘッドルームが大幅に拡大。バックドア開口部や開口角度も広げ、乗降性も高められています。
ラゲッジスペースはラゲッジ開口部の高さの低減と奥行きの拡大により、スーツケースの4個積み、ベビーカーの縦方向の積載も可能としています。
また、開口部の大きいパノラマサンルーフを設定し、開放感のある明るい室内としています。
パワートレインは2.5リッターガソリン自然吸気直噴エンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせる「e-SKYACTIV G2.5」を国内初搭載。エンジンのみで最高出力178馬力・最大トルク237Nmを発揮します。組み合わせるトランスミッションは6速ATのみです。
エンジンはミラーサイクルやアイドリングストップ、可変バルブタイミング、気筒休止などを搭載。マイルドハイブリッドと合わせて、燃費性能はWLTCモードで15.2km/L(4WD車は14.2km/L)をマークしました。駆動方式はFFをベースに4WDも設定しています。
なお2027年以降は次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-Z」と独自の新開発ハイブリッドシステムを組み合わせたモデルも登場する予定です。
走行性能ではこのほか、新たな開発手法「モデルベース開発」を取り入れた新ダンパーの採用とバネレートを低めにしたサスペンションにより、突き上げを抑えた乗り心地を実現。
パワーステアリングも操舵力を軽くしつつも、フィードバックを感じ取れる制御とし、人馬一体の走りを追求しています。
運転支援システムでは、衝突被害軽減ブレーキや「マツダレーダークルーズコントロール(MRCC・全車速追従)」、360度モニター、車線逸脱防止支援などを全車に標準装備。
新たにドライバー異常時対応システム(DEA)を進化させたほか、マツダ初採用となる運転状況の先読みアシストを行う「プロアクティブドライビングアシスト」、渋滞時ハンズオフアシスト機能などを設定し、安全性の向上と疲労の軽減を実現しました。
また先進のコネクティッド機能として、インフォテイメントシステムにマツダ初となるGoogleを搭載。手持ちのスマートフォンなどとシームレスにGoogleサービスを利用できるとともに、音声によるエアコンなどの操作も可能としています。
グレード構成はベーシックな「S」、中級モデルの「G」、シートベンチレーション付き本革シートやBOSEサウンドシステム、15.6インチモニターなどを装備する最上級モデル「L」の3タイプを用意します。
新型CX-5の価格(消費税込)は330万円から447万1500円です。
価格について、先出の開発主査 山口氏は、「300万円台の中盤あたりが一番購入を検討されるボリュームゾーンですので、そこにはちゃんとアプローチする」とし、「単に安いではなく欲しい機能が詰まっていて、適正な価格で買えるという納得感を持っていただけると思います」と話しています。
新型CX-5はSUVの定番モデルとなるべく、マツダ車の魅力であるエモーショナルを高めつつ、快適性能や、最新インフォテイメントの採用によって新型モデルらしい価値を高め、既存オーナーの乗り換え需要を含め、長く愛されるSUVを目指して進化しました。
2026年5月の決算発表の場では、2026年度(2027年3月末まで)の事業の取り組みとして、日本、北米、欧州の各市場で新型CX-5の販売を加速させると示しており、販売の促進による利益の向上も見込んでいます。
今後の販売台数の推移にも注目が集まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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