勝田貴元がWRCクロアチアで2連勝! 日本人初のポイントリーダーに!? 驚きの大逆転で勝利! 5月末ラリージャパンに向け期待高まる
2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第4戦クロアチア・ラリーで、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(GR YARIS Rally1 18号車)が優勝。WRC初優勝を飾った前戦サファリ・ラリー・ケニアに続き、2連勝を飾りました。
勝田が前戦サファリ・ラリー・ケニアに続くWRC2勝目を飾る
WRC第4戦クロアチア・ラリーにおいて、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの勝田貴元選手が総合優勝。前戦ケニアに続く2連勝を達成しました。
この結果、勝田選手は日本人として史上初めてドライバー選手権の首位に浮上。日本人選手がWRCでランキングトップに立つのは史上初の事例となります。

クロアチア・ラリーの最終日となるデイ3は、アドリア海沿岸の新ステージを含む4本、合計57.46kmで争われました。
ドライコンディションとなったこの日、勝田貴元選手は首位を走るティエリー・ヌービル選手(ヒョンデ)を1分14.5秒差で追う総合2位からスタート。着実にステージを重ね、差を詰めていきます。
クロアチア・ラリーでは、ラリー1のマシンがパンクなどのトラブルに見舞われたなかでヌービル選手は好調な走りを魅せておりSS19まで優勝は確実視されていました。
しかし最終のパワーステージとなるSS20では、首位のヌービル選手がコースオフを喫する展開に。
2位に位置していた勝田選手は冷静にステージを走り切り、前戦サファリ・ラリー・ケニアに続く2大会連続の総合優勝を獲得。
チームメイトのサミ・パヤリ選手も自己最上位の総合2位に入り、トヨタ勢が1-2フィニッシュを達成しました。
今回の勝利により、勝田選手はドライバー選手権において合計81ポイントを獲得。これまで首位だったエルフィン・エバンス選手を抜き、ランキングトップに立ちました。
WRCの長い歴史の中で、日本人ドライバーが選手権をリードするのは今回が初めてのことです。
マニュファクチャラー部門においても、勝田選手、エバンス選手、オリバー・ソルベルグ選手の獲得ポイントにより、トヨタは2位のヒョンデに対して65ポイントの差をつけ首位を維持しています。
勝田選手は今シーズン、開幕戦モンテカルロでの7位を皮切りに、スウェーデンでの2位、そしてケニアとクロアチアでの連勝と良好な成績を維持しています。
この安定感の背景には、前戦ケニアでの初優勝後にTGR-WRTの豊田章男会長へ直接報告を行った際のエピソードがあります。
豊田会長からは「とにかく全戦を走り切れ」と伝えられており、勝田選手は今大会でもその方針を忠実に実行。
最終日の予測困難な状況下でも、過度に攻めるのではなく「自分たちの仕事に集中する」という姿勢を貫いたことが、最終的な結果に繋がったと言えます。
クロアチア・ラリー後に豊田会長は「こういう勝ち方もあるのがラリー…。貴元もサミもゴールまで走り切ってくれたからこそのワンツーフィニッシュでした。貴元は2連勝おめでとう! サミも3戦連続のポディウムおめでとう!」とコメントしています。
また勝田選手は「2大会連続での優勝は本当に素晴らしいことです。まさかこのような結果になるとは予想していなかったですし、こういった瞬間がいかに辛いものであるか自分自身もよく分かっているので、ティエリーとマルティン、そしてヒョンデチームを気の毒に思います。それでも、この週末自分たちはクレバーに戦うことができたので、チームとアーロンのためにも喜ぶべきでしょう。最後の最後まで多くのハプニングがあり、クレイジーな展開でした。今、チャンピオンシップをリードしていることは嬉しいですが、あまり深く考えすぎず、自分たちの仕事に集中してベストを尽くすだけです」とコメントしています。

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次なる舞台は、4月23日から26日にかけて、スペインで行われる第5戦「ラリー・イスラス・カナリアス」。その次はポルトガルで5月7日から10日に行われる第6戦「ラリー・ポルトガル」。
そして5月28日から31日にかけては勝田選手の母国でもある日本(愛知県・岐阜県)で開催される第7戦「ラリージャパン2026」です。
この勢いのままラリージャパンを迎えることが出来るのか、地元の声援を受ける中での走りに注目が集まります。
















