トヨタ「“新型”ランドクルーザー」公開! 課題の「盗難対策」ついに実施! レトロ顔の「丸目2灯」仕様×「快適シート」も新たに設定した「250」一部改良は“ガソリン車”のみ!? 人気の「ディーゼルモデル」は遅れて今冬発売へ
トヨタは2026年4月3日、本格SUV「ランドクルーザー250」のガソリンモデルを一部改良しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
ガソリンモデル大幅商品力アップで人気復活なるか!?
2026年4月3日、トヨタは本格SUV「ランドクルーザー250」のガソリンモデルを一部改良し、同日より発売しました。
なおディーゼル車については、2026年12月以降の発売が予定されています。
ランドクルーザー250は、世界中で長年にわたり高い信頼を築いてきたランドクルーザーシリーズの中核を担うミドルサイズSUVです。
2024年に「ランドクルーザー プラド」の実質的な後継車として登場し、伝統的なラダーフレーム構造を継承しながら現代のニーズに合わせた進化を遂げました。
ボディサイズは全長4925mm×全幅1940-1980mm×全高1925-1935mm、ホイールベース2850mmで、プラドよりも一回り大きくなっています。室内空間の拡大と優れた視認性を実現しており、ゆとりある乗り心地が魅力のひとつです。
パワートレインには2.8リッターディーゼルエンジンと2.7リッターガソリンエンジンが用意されており、いずれも高い耐久性と信頼性を備えています。
過酷な環境下でも安定した走破性を発揮する点はランドクルーザーシリーズならではの特徴で、オフロード性能と日常での使いやすさを高い次元で両立している点が世界中のユーザーから評価されています。

今回の一部改良では、特にガソリン車の「VX」グレードにおいて安全装備の大幅な充実が図られました。
新たに標準装備となった機能として、「トヨタチームメイト(アドバンストドライブ<渋滞時支援>)」、ドライバーモニター、緊急時操舵支援(アクティブ操舵支援付)、フロントクロストラフィックアラート(FCTA)、レーンチェンジアシスト(LCA)が挙げられます。
トヨタチームメイトの渋滞時支援機能は、高速道路の渋滞走行中にステアリング・アクセル・ブレーキを自動制御してドライバーの負担を軽減するものです。
ドライバーモニターは運転者の顔や視線を検知し、脇見や居眠りを警告する機能で、長距離ドライブでの安全性向上に貢献します。
FCTAとLCAはそれぞれ交差点での出会い頭や車線変更時の衝突リスクを低減するもので、これらの機能が標準装備となったことで、日常のあらゆるシーンで安心して運転できる環境が整いました。
近年、国内外で社会問題となっている高級SUVの車両盗難に対する対策も、今回の改良の大きなポイントです。
スマートキー測距システムが標準装備となり、スマートキーが車両の近くにない場合にはドアの解錠やエンジン始動が制限される仕組みが採用されました。リレーアタックなどの手口による不正解錠を防ぐ効果が期待できます。
さらに、T-Connectのマイカー始動ロック機能も標準設定されました。スマートフォンなどから遠隔操作で車両の始動をロックできるもので、万が一の盗難被害を未然に防ぐ手段として有効です。
ランドクルーザーは国内外を問わず盗難被害が多い車種として知られているだけに、この対策強化はユーザーにとって心強い改良といえるでしょう。
利便性・快適性の面でも改良が施されています。
運転席8ウェイパワーシートおよび助手席4ウェイパワーシート、運転席シートポジションメモリーが標準装備となり、ドライバーや同乗者が自分好みのシートポジションをより簡単に設定・再現できるようになりました。
ボディカラーには「ニュートラルブラック」と「サンド」が新たに標準色として追加され、選択肢が広がっています。
またメーカーオプションとして、丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプが新たに設定されました。
ランドクルーザーシリーズの伝統的なデザインを彷彿とさせる丸目のヘッドランプは、個性的なスタイルを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となりそうです。
今回の改良を受けたランドクルーザー250 VX(ガソリン車)の販売価格は、消費税込みで577万9400円です。
改良前の545万円と比較すると約32万9400円の値上げとなりますが、安全装備や盗難対策、快適装備の充実度を考えれば、納得感のある価格設定といえるのではないでしょうか。
今後ディーゼルモデルの登場も予定されており、ランドクルーザー250の選択肢はさらに広がりそうです。
※ ※ ※
なおディーゼルモデルの販売が遅れる要因は、法規対応にあるようです。
今後の販売は今回改良を受けたガソリンモデルを中心にしたいというトヨタの思惑もあるようで、これまでディーゼルモデルだけだったグレードに、ガソリンエンジンが追加されることも考えられるでしょう。
「ランクル=ディーゼル」というイメージは、今後変わっていくのかもしれません。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。























































