空力向上ウイング採用!? ホンダ「シビックタイプR」を更に速く! HRC手掛ける「CIVIC TYPE R HRC Concept」とは? 実証実験も同時に スーパー耐久に参戦
ホンダ・レーシング(HRC)は、スーパー耐久シリーズにて「CIVIC TYPE R HRC Concept」を用いた新たな取り組みを発表しました。過酷なレース環境を活用した空力パーツの実戦開発に加え、サステナブル燃料の実証実験などを進めます。
2026年3月30日にホンダ・レーシング(HRC)は、2026年シーズンのスーパー耐久シリーズ「ST-Qクラス」への参戦体制を公表しました。
前年から引き続き「CIVIC TYPE R HRC Concept」を使用し、パフォーマンスパーツのテストなどを実施します。
同時並行で開発も行うその取り組みの内容とはどのようなものなのでしょうか。

HRCは、2026年4月に行われる第2戦鈴鹿大会より、スーパー耐久シリーズのST-Qクラスに出場します。
参戦車両は、前シーズンから投入されているCIVIC TCRをベースにチューニングを施した「CIVIC TYPE R HRC Concept」の271号車です。
2026年は鈴鹿のほか、7月のオートポリス、11月の富士の計3レースへ参戦する予定となっています。
今回の参戦における主目的の一つが、「HRCパフォーマンスパーツ」のテスト開発です。

HRCとホンダアクセスが共同で、ウイングなどの空力パーツを開発しています。
ホンダアクセスが公開した2025年第6戦岡山大会の映像では、ピット内で複数のメカニックが大型のリアウイングを車両に取り付け、調整を行う様子が確認できます。
レース参戦を通じて得たノウハウを、市販のパフォーマンスパーツへと落とし込んでいく狙いがあります。
また映像内では、271号車のドライバーを務める大津弘樹選手がエンジニアへ直接フィードバックを行う場面も。
大津選手は高速域での横力についてダウンフォースの発生を感じており、1コーナーや2コーナーなど、高い進入速度でリアが流れるような箇所では、ノーマル状態よりもダウンフォースが効いていると評価しています。
一方で、そこから速度が落ちてボトムスピードを迎えた際に、リアの安定感が抜け気味になるという挙動の変化も細かく指摘しており、こうした実戦ならではの緻密な情報収集が開発に活かされています。

HRCパフォーマンスパーツの開発にとどまらず、環境を見据えた実証実験も行われます。
燃料には、ENEOS製の植物由来バイオエタノールを20パーセント混合した低炭素ガソリンを使用します。
さらに、エンジンオイルとトランスミッションオイルにも、同社が開発した植物由来の基油を採用しました。
今シーズンは、大津選手、辻本始温選手、新原光太郎選手の3名体制で、多様なデータの収集とサステナブルなモータースポーツの探求を進めていくとしています。
Writer: くるまのニュース編集部
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