高速の分岐、間違えたらどうする? 進路変更したくてもできない長すぎる黄色線は何のため?

分岐手前の黄色線は首都高にも多数 方向を間違ったら…

 首都高でもこのような分岐手前の黄色線は多数見られます。5号池袋線上りの板橋JCT、C2中央環状線内回りの江北JCTなどですが、同じJCTでも方向によって黄色線の有無が異なっています。どのような基準で引かれているのでしょうか。

分岐のかなり手前から進路変更禁止の黄色線が引かれているケース

 首都高速道路によると、ひとつには、JCT付近の入口ランプが関係しているといいます。たとえばC2内回り江北JCTの手前には扇大橋入口が、5号上り板橋JCTの手前には板橋本町入口があり、それぞれ本線の右車線側に合流しています。JCT付近に限らず、本線上で車線変更が行われることで合流を阻害してしまったり、渋滞が発生しクルマの流れが乱れてしまったりする箇所で、「整流化」のために進路変更を禁止しているケースがあるといいます。

 黄色線が引かれていなくても、分岐の直前で進路を変更しようとするクルマの割り込みは渋滞の原因にもなるので、早めの進路変更を心掛けたほうがよさそうです。では、もし分岐を間違ってしまった場合はどう対処すればいいのでしょうか。

 NEXCO中日本によると、まずは慌てず、次の料金所で有人レーンに入り、そこで申し出てほしいといいます。目的地と異なることなどが考慮され、Uターンできるケースもあるそうです。料金所がETCレーンのみの場合は、ETCカードを抜いたうえで(挿していると料金が引かれてしまうため)インターホンで相談してほしいとのこと。

 しかし、首都高では基本的に出口に料金所がありません。分岐を間違ってしまった場合、「ほかの路線(NEXCO管轄道路など)とつながってネットワークが形成されていますので、迂回していただくか、あるいは退出していただくことになります」(首都高速道路)とのことです。

【了】

JCTの分岐や、その手前の長すぎる黄色線を画像でチェック

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