最大約326万円も! 『エコカー減税』と『CEV補助金』でいくら安くなる?

エコカー減税とは、環境性能の良いクルマの税金を減免する制度。いまや国内ラインナップのほとんどが対象車といっても過言ではありません。では、どのクルマがいくらぐらい優遇されるのでしょうか。

意外と知らない「エコカー減税」の仕組み

 数年前から新車を購入する際に、耳にするのが『エコカー減税』という言葉です。これは、環境性能の良いクルマの購入時や維持していくなかで支払う税金を安くして、環境に良いクルマ(エコカー)を購入するように誘導する政策です。

 最近の国内各メーカーでは、ラインナップの多くが『エコカー減税』対象車です。そのため、どの車種がいくらぐらいの減税を受けることができるのかなどわかりにくい状況になっています。

 ちなみに、12年ぶりに全面刷新したトヨタ「センチュリー」はV12エンジンを廃止し、ハイブリッド仕様になったため、『エコカー減税』の対象車になりました。

ハイブリッド仕様となったトヨタ「センチュリー」

 まず、『エコカー減税』とは、国土交通省が定める排出ガスと燃費基準値をクリアした、環境性能に優れたクルマに対して、「自動車取得税」、「自動車重量税」が免税・軽減される優遇措置です。

 優遇対象は、新車を購入した場合にかかる「自動車取得税」と、適用期間中の新車新規検査の際に納付する「自動車重量税」が免税・減税されます。また、『エコカー減税』として一緒に扱われることが多い『自動車税のグリーン化特例』により、翌年度の「自動車税および軽自動車税」も減税されます。

 また、『クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(以下:CEV補助金)』というものが存在し、EV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)、CDV(クリーンディーゼル車)を対象に国や自治体からガソリン車との価格差を軽減するために、補助金の交付や税優遇などを受けることができる制度です。

 ガソリン車(ハイブリッド仕様を含む)とLPG車(LPGガス車)については、『平成17年排ガス規制75%低減』または『平成30年排ガス規制50%低減』に適合していることが第一の条件です。その上で『平成32年度燃費基準』の達成率に応じて各種税金が減免される仕組みで、ガソリン車とLPG車(LPGガス車)にはCEV補助金はありません。

 では、実際に販売されている車種の中では、どのくらい“オトク”なのでしょうか。FCV(燃料電池車)、CDV(クリーンディーゼル車)、EV(電気自動車)、PHV(プラグインハイブリッド車)、HV(ハイブリッド車)と、各カテゴリのクルマを自動車メーカーサイトのオンライン見積もりを元に紹介します。

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