渋滞対策で増える「ペースメーカーライト」 なぜか日本初導入の新名神だけが一時停止?

新名神のPMLだけが他と違うことが、「一時消灯」の理由?

2018年6月に開通した外環道「三郷南IC~高谷JCT」で採用するブルーの光のペースメーカーライト。ここは目線の高さで光が点灯している

 取材を進めていくうちに、あることに気づきました。写真を見ればお分かりかと思いますが、新名神のPMLと外環道のPMLと比べると設置されている高さが全く違います。新名神のPMLは日本初導入のトンネル照明を用いたPMLなので、位置が高く、ライトの動きに目を奪われると、少々危険かもしれません。

 外環道をはじめ他のPMLは目線の位置に設置されているため、視点の移動が少なくライトの動きは自然に目に入ってきます。

 あくまで筆者の推測ですが、日本初導入を掲げた新名神「神戸~高槻」間のPMLが一時的に消灯しているのは、ここに理由があるのかもしれません。

 まだ新たな点灯方法は検討中とのことですが、全国で渋滞緩和策として次々と増えているPML。これまでと同様、他とは違った点灯方法が採用されるのか、新名神「神戸~高槻」間のトンネルでは次にどんなカタチで再点灯されるか楽しみです。

【了】

非常時や注意喚起で赤や黄色に点灯する照明など画像でチェック(6枚)

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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