540万円から!? 日産「新たなエルグランド」まもなく発売! パワフルすぎる1.5Lターボe-POWER×高性能4WD新搭載! 「アルファード」を超える「“新型”高級ミニバン」に進化するのか?
日産の高級ミニバン「エルグランド」が2026年夏にフルモデルチェンジする予定です。一体どのようなモデルに進化するのでしょうか。
パワフルかつ低燃費な最新パワートレイン搭載!
新型エルグランドは、前述の通り、2026年6月から7月頃に予約受注を開始すると予想されますが、できれば販売店に試乗車が導入されてから契約した方が安心でしょう。試乗車を使って乗降性、前後左右の視界、縦列駐車のしやすさなどを確かめられるからです。
パワーユニットは、現行エルグランドにはない「ハイブリッド」のみとなり、第3世代の「e-POWER」で、1.5リッター直列3気筒ターボエンジンが発電を行ってモーターを駆動します。駆動方式は前後輪を別々のモーターで駆動する「e-4ORCE」(4WD)です。
駆動用モーターの動力性能は、日産のフラッグシップEV「アリアB9・e-4ORCE」に相当するほど高く、前後のモーターの相乗効果によるシステム最高出力は340馬力前後、最大トルクは54kg-m前後を発揮。自然吸気のガソリンエンジンに当てはめると、5リッター並みの性能です。

そして1.5リッターターボは、効率の優れた一定の回転域だけで回すことで、燃料消費量を抑えます。ただし一定の回転域だけで回すと、その時の走行に必要な電気を上まわる余剰な発電をすることもあります。
そこで新型エルグランドの駆動用リチウムイオン電池は、従来のハイブリッドに比べて容量に余裕があり、余った電気を積極的に充電。この電気を使うことで、エンジンを停止させたモーター駆動のみの走行距離を伸ばすのです。
新型エルグランドのWLTCモード燃費は17km/L前後でしょう。アルファード/ヴェルファイアのE-Four(後輪をモーターで駆動する4WD)が16.5km/Lから17.5km/Lなので、新型エルグランドもこれに近い燃費性能を発揮すると予想されます。
このほか2027年には、高速道路での同一車線ハンズオフ機能「プロパイロット2.0」をさらに進化させ、市街地で作動する次世代プロパイロットも追加搭載される予定です。
新型エルグランドの予想価格は、最も安価なグレードが540万円で、高い仕様は900万円に達するのではないかと予測。
ライバル車のアルファードも、ハイブリッドとE-Fourを搭載する最も安価な「X」が532万円、アルファードハイブリッドエグゼクティブラウンジE-Fourは882万円です。そうなると新型エルグランドの価格帯も540万円から900万円になるでしょう。
ちなみに現行エルグランドで最も安価な直列4気筒2.5Lノーマルガソリンエンジンを搭載する「250ハイウェイスターS・2WD」は408万2100円ですから、新型は大幅に値上げされることになります。
それにしても新型エルグランドのデザインが公開されたのは2025年4月です。発売は前述の通り2026年8月から9月ですから、デザインを最初に披露してから発売まで、1年半近くを要します。なぜ長々と待たせるのでしょうか。
関係者に取材すると、いろいろな返答がありました。まず「今後の日産が元気になることを見せるため、早めに新型を披露しました」という話が聞かれたほか、「エルグランドの売れ行きが下がり、現行モデルの買い控えが生じにくいからです」という返答もありました。
現行モデルの販売が好調なのに新型を公開すると「新型を待とう」と判断するユーザーも生じて売れ行きが下がります。しかしエルグランドは、現行モデルの販売が既に低迷しているので、待つユーザーも少ないです。むしろアルファード/ヴェルファイアの買い控えに繋がって有利です。
さらに「メーカーがプロトタイプの評判を見て、販売規模を想定したり、宣伝方法を考える」という話もあります。
ユーザーとしては待たされる一方で新型モデルと現行モデルを比べて買うことができます。長々と待たされるのは困りますが、逆手に取って活用する買い方もあるわけです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。






















































































