すげぇー速そう! 新型「スーパーマシン」なぜ登場? 特徴や開発の背景は? 「GR GT3」の気になる部分を聞いてみた!
愛知県のトヨタテクニカルセンター下山で、注目の「GR GT3」が公開されました。次世代のフラッグシップスポーツカーとして開発が進む同車。その特徴や開発の背景、そして市販モデルとされる「GR GT」との関係性について、現地の担当者に話を聞きました。
トヨタ「次期最強スポーツカー」実車公開! 新型「GR GT3」開発の裏側とは
先日、愛知県豊田市にあるトヨタテクニカルセンター下山にて、トヨタの新型「GR GT3」の撮影会が行われました。
会場でひときわ存在感を放っていたマットブラックのボディを持つこの車両。
すでにニュース等で話題となっていますが、今回は現地で開発担当者に聞いた話を元に、その詳細と開発の意図を深掘りします。
そもそも「GR GT3」とはどのような位置づけのクルマなのでしょうか。
担当者によると、まずベースとなる「GR GT」という存在があるといいます。
「GR GT」は、GRブランドの新しいフラッグシップとなるスポーツカーであり、公道を走行できるいわゆるロードカーです。
対して、今回焦点が当てられている「GR GT3」は、その「GR GT」をベースに、モータースポーツの「GT3カテゴリー」の規則に合わせて開発されたレース専用車両です。
つまり、公道モデルが「GR GT」、その競技用モデルが「GR GT3」という関係性になります。
開発において妥協しなかった点はどこかという問いに対し、担当者は「勝ちたい人に選ばれるクルマ」である点を強調しました。
レースで勝つためには、ドライバーが安心して速さを追求できる「ドライバビリティ(運転のしやすさ)」が不可欠です。
どのような特性のサーキットであっても、乗りやすく、かつ速いクルマを目指して開発が進められています。
外観上の大きな特徴として、GT3レースで戦うために必要な空力性能を追求した大型のリアウィングやエアロパーツが挙げられます。
また、パッケージングにおいては「低重心化」が徹底されました。
低重心と空力を追求するためには、車両の全高や着座位置を低くすることが鉄則です。
一方で、公道走行も視野に入れたベース車や、混走するレースにおいては、ドライバーの「視界」の確保も重要になります。
「視界が見えないのでは話にならない」として、低さを追求しつつもしっかりと視界性能を確保するよう、改良が重ねられました。
また、コクピット内のステアリングホイールひとつをとっても、開発段階からプロドライバーやジェントルマンドライバーの意見を取り入れ、どの位置にどのボタンを配置するか、緻密に設計されています。これらも「ドライバーファースト」を体現した結果といえます。
現在、自動車業界では電動化が急速に進んでいますが、なぜ今、このようなハードなスポーツカーを開発したのでしょうか。
その背景には、トヨタが掲げる「スポーツカーの式年遷宮」というキーワードがありました。
これは、スポーツカーの技術を絶やすことなく継承し、伝承していくという考え方です。

今回トヨタは、GT3レーシングカーである「GR GT3」、そのロードカーである「GR GT」、そしてBEV(電気自動車)のスポーツカーである「Lexus LFA Concept」の3台を同時に世界初公開しました。
これは、多様な選択肢を提供する「マルチパスウェイ」の考えに基づいています。
内燃機関のレース車、公道車、そして電動化時代のスポーツカー。
これらを並行して用意することで、技術の継承と進化を図る狙いがあります。
現在も開発は継続中とのことで、担当者は「自信を持って送り出していける」と語りました。
次世代のスポーツカー開発に、引き続き注目が集まります。
Writer: くるまのニュースTV
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