今なぜ「ドライブイン」が再注目される!? 絶品「アジフライ」にほっこり! 昭和レトロな「ドライブイン」を巡る ~「ニコニコドライブイン」編(千葉県)~
昭和という時代の“空気感”を色濃く残すドライブインは、ある種のノスタルジーや普段は見過ごしがちな大切なモノを思い出させてくれる気がします。今回は内房の東京湾沿いにたたずむ、コスパ最強の人気店「ニコニコドライブイン」に立ち寄ってみました。
日常の小さな幸せが、多くの人の心を“ニコニコ”に
高度経済成長期のマイカーブームとともに激増したドライブインは、現在ではその役割を「道の駅」やサービスエリアに譲り、全国で200店舗程度にまで減少していると言われています。
その一方、現存するドライブインは、素朴ながらも温かみのある料理や独自のサービスによって、多くのファンから根強く支持されているのです。
木更津から館山方面へと向かう、国道127号線にある「ニコニコドライブイン」は、地元の人々から愛されている“昭和のドライブイン”。日本のお母さんたちが作る料理の数々は、ほっとする味わいとお財布にやさしい価格を魅力としています。
この日は、最寄りにある「総丘カントリー倶楽部」でのスルーラウンドを終え、グーグーと鳴るお腹とともに立ち寄ってみました。
駐車スペースは店の目の前に加えて、そのすぐ脇にも広々と確保されているので、大型車でも大型トラックでも、バイク仲間とのツーリングでもストレスなく停められるはずです。
“昭和感”あふれるレトロな看板は、錆びてしまった部分と塗り直した部分(それも昔のことっぽい)が、いい感じのグラデーションになっています。また、往年の「たばこ屋さん」コーナーには、昭和のゆるキャラぽい置物が並んでいて、なんとも味わい深い空間になっていました。
暖簾をくぐり、ちょっと重たい引き戸を開けると、活気のある声や厨房から漏れる音が聞こえてきました。ほぼ満席の店内は、薄っぺらなテーブルやパイプ椅子、畳が敷かれた小上がりなど、まさに昭和の食堂そのものです。
![「おまちどうさま!」内房名物の「アジフライ」が到着![「ニコニコドライブイン」(千葉県)/Photo:のぐちまさひろ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/02/20260213_NIKONIKO_DRIVE-in_Retrospective_028.jpg?v=1770960857)
メニューは、麺類や丼もの、フライ系など目白押し。片隅に掲げられていた黒板には、その日のオススメとなる鮮魚系のメニューも書かれていました。
ここで注目は、お財布にやさしく、毎日でも通いたくなる価格です。
たとえば「ラーメン」は500円、「あじフライ」や「いかフライ」は420円(!)。この店では高価格帯になる「五目そば(730円)」や「天丼(670円)」でも割安感があります。
店内を忙しく駆け回るお母さんをおそるおそる呼び止めて、この店のファンが事前にオススメしてくれていた、「ラーメン」+「あじフライ」をオーダーしてみました。
実は「フライ盛合せ(680円)」+「ライス(200円)」+「味噌汁(50円)」にも惹かれていたのですが、こういう時は先達のオススメに従う方が吉です。
ふと厨房を覗いてみると、揃いの割烹着に身を包んだ、日本のお母さんたちの姿が目に入ってきました。その動きは、てんやわんやとしているようで、「まぁ、いつものことだし」という“こなれ感”があります。
そうこうしているうちに、まずは「ラーメン」から着丼。
いわゆるご当地ラーメンの“竹岡式ラーメン”なのですが、やさしい味わいのスープやつるっつるの麺、とろとろだけど食べ応えもあるチャーシュー、麺やチャーシューと絡みあう岩のりがたまりません。
続いて着丼した「あじフライ」は、小ぶりながらも厚みがあり、サックサクの揚げ加減もイイ感じ。
付け合わせのポテトサラダとキャベツの千切りが、一皿としての完成度を高めています。
そして、終始ガヤガヤと賑やかだった店内は、14時の閉店間際になるとカーテンが閉められ、少しずつ落ち着きを取り戻していきました。
その様子は、親戚一同が集まり、皆が帰った後のおばあちゃんちのようでもありました。
美味しいものを安くいただく……そんな日常の小さな幸せを提供している「ニコニコドライブイン」は、多くの人の心をニコニコにしています。
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■ニコニコドライブイン
所在地/千葉県富津市竹岡106
営業時間/9:00~14:00
定休日/水曜ならびに木曜















































