謎の「パーフェクト矢印信号」“←↑→”に反響殺到!「青で良いじゃん!」「これ意味あるの?」 もはや“音ゲー”みたいな「“全方向”矢印」で注意すべきポイントとは!
青色の矢印が「←↑→」と全方向に点灯する信号機。一体なぜ「青信号」にせず、わざわざ矢印を表示しているのでしょうか。
謎の「パーフェクト矢印信号」“←↑→”に反響殺到!
2025年の末、ある一枚の信号機の写真がSNSで話題となりました。
写っていたのは、メインの信号が「赤」を表示しているにもかかわらず、その下の矢印信号が「←(左)」「↑(直進)」「→(右)」と、全方向に点灯している光景です。
そしてこれを見たドライバーの多くから、「全部進めるなら、なぜ普通の『青信号』にしないのか?」「矛盾していて紛らわしい」と疑問が寄せられました。

しかし、この一見不思議な表示には、警察による緻密な交通工学的な計算と、事故を未然に防ぐための深い意図が隠されています。
結論から言えば、この「赤信号+全方向矢印」の状態は、通常の青信号よりも安全かつスムーズに通行できる、いわば運転時の「ボーナスタイム」のようなものなのです。
通常の青信号の場合、右折車は対向車線から来る直進車や、右折先の横断歩道を渡る歩行者に注意しなければなりません。
対向車が途切れるのを待つ必要があり、無理なタイミングで曲がろうとすれば、重大な「右直事故」につながるリスクもあります。
一方、「赤信号+全方向矢印」が表示されている場合、対向車線の信号は確実に「赤」になっています。
つまり、この表示はドライバーに対し、「対向車は絶対に来ません。対向車を恐れることなく、安心して速やかに右折(および直進・左折)してください」という、極めて強い“安全保証”のメッセージを送っているのです。
もし、この状況を単純な「青信号」にしてしまうとどうなるでしょうか。
たとえ時差式信号などで実際には対向車が赤だったとしても、こちらのドライバーは「対向車が突っ込んでくるかもしれない」と心理的に身構えてしまいます。
結果として、右折時の発進が遅れたり、躊躇したりすることで、限られた青信号の時間内に通過できる台数が減ってしまい、渋滞の原因となりかねません。
あえて「赤信号」を見せることで対向車の停止を確信させ、矢印で進行を促す。
これにより、ドライバーの心理的な不安を解消し、右折時の事故リスクを大幅に減らすことが、この表示の最大の狙いなのです。
ある信号機メーカーOBによると、これは一般的な時差式信号の発展形として運用されることが多いといいます。
また、この表示に関連して覚えておきたいのが「Uターン」のルールです。
かつては右折矢印でのUターンは一部制限されていましたが、2012年4月の道路交通法改正により、転回禁止の標識がない限り、右矢印信号でのUターンが可能となりました。
これにより、右折レーンでの滞留を減らし、さらなるスムーズな交通流の確保が図られています。
ただし、矢印信号の運用には課題もあります。
警察庁の指針はあるものの、実際の点灯タイミング(一度赤になってから矢印が出るか、黄色からすぐ矢印が出るかなど)は、都道府県や交差点の特性によってバラつきがあるのが現状です。
不慣れな土地で戸惑うドライバーも少なくないため、将来的にはより統一された運用が求められるでしょう。
ちなみに、ごく稀に「黄色の矢印」を見かけることがありますが、これは路面電車専用の信号です。
クルマや歩行者は進むことができず、誤って進行すると「信号無視(違反点数2点、反則金9000円 ※普通車の場合)」となるため注意が必要です。
Writer: くるまのニュース編集部
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