新車400万円台? トヨタ「“新型”小さなランクル」まもなく発売! 「RAV4サイズ」で“お手頃価格”を追求! シリーズ最小の「エフジェイ」はどんなモデルなのか

トヨタが2026年の発売を予定している新型「ランドクルーザーFJ」について解説します。

コスト削減&シンプル構造で「手頃価格」に?

 コストダウンの肝となったのは、「IMV」シリーズのコンポーネンツです。

 IMVシリーズは、当時アジア本部長であった現会長の豊田 章男氏が指揮をとり、「アジアの人々とともにアジアの経済に貢献したい」との想いを込め、現地のエンジニアと共に「現地現物」で開発したもの。

 その最新作が、2023年11月に発表された1トンピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」です。

 ハイラックスチャンプのタフなラダーフレームは、複数のエンジンの搭載を前提とするなど、幅広い活用を考慮して考えられた新プラットフォームであり、それをFJにも採用したというわけです。

 そのため、新型ランクルFJもIMV車を製造するタイの工場で生産され、アジア、中近東、アフリカ、中南米といった国や地域を中心に世界各地に届けられることになります。

扱いやすいサイズと現実的な価格の「ランドクルーザーFJ」
扱いやすいサイズと現実的な価格の「ランドクルーザーFJ」

 走りの要となる2.7リッターのガソリンの採用に関しては、長年に渡り、多くの車種に搭載され、信頼性と耐久性の高さを重視した選択とのこと。

 ただIMV採用車には、他のガソリンエンジンやディーゼルエンジンも搭載されています。その点に関しては、「今後のお楽しみに」という期待を膨らませるコメントが得られました。

 トランスミッションに関しては、意外なことに世界共通でAT車のみ。

 その点を尋ねると、MT車に関しては、ビジネスカーに関しては需要があること前置きした上で、新型ランクルFJに関しては、プライベートユースが多いことを見込んでおり、当然、個人向けは世界的にATが主力にシフトしているため、AT専用車にしたとのこと。

 またAT車のメリットとして、悪路走行時などもステアリングやアクセルとブレーキ操作に集中でき、安全にも寄与するため、他のランクル以上に幅広いユーザーを狙う新型ランクルFJでは当然の選択といえるでしょう。

 日本仕様と海外仕様では、各地の法規対応による違いはあるものの、味付けなどはグローバルで共通しているとのことでした。

 気になる日本での価格ですが、現在、価格上のエントリーとなるのが、ランクル70「AX」の480万円であり、それを下回るエントリー価格を目指しているとのこと。最も手頃にするということを、サイズだけでなく価格でも目指されていることが分かります。

 日本仕様の内容ですが、日本の法規などで求められる先進の安全運転支援機能は備えるものの、ランクルの強みである4WDシステムは、ドライバーが必要に合わせてFRか4WDかを選択するパートタイム式4WDを搭載しています。

 ランクル70同様のパートタイム式ですが、機能はより絞られるようで、インテリア画像から推測するに、リアのみデフロックが備わるようです。

 ただ特殊な駆動制御も採用していないシンプルな4WDなので、クロカンを操る楽しみを満喫したいマニアックなユーザーに受けそうです。

「FJ」の名の由来を尋ねると、かつての「FJクルーザー」のように、デザインモチーフとなった「FJ40型」から受け継いだものでなく、車両コンセプトの「フリーダム&ジョイ」の頭文字だそう。但し、FJ40のデザインを参考にしてはいるそうです。

 最後に同クラスであるRAV4との住み分けについても尋ねました。

 開発者によれば、「RAV4は、全ての生活に寄り添うSUVなので、快適性能も高い。正直、街乗りでの快適性は、RAV4などの乗用車ベースのSUVには敵いません。ただクロカン性能が求められるようなシーンの安心感と信頼性は非常に大きい。その点を気に入った多くの人に愛用してもらえれば」と語ってくれました。

 2026年半ばに発売されるというランクルシリーズの末っ子、新型ランクルFJは、シンプルながら、日本でも取り回しやすいボディサイズと最も現実的な価格帯が大きな魅力です。

 長納期とならないように、開発陣もできる対応に動いているそうなので、日本のあちこちで活躍する姿が見られそうです。

【画像】超カッコいい! これがトヨタ「新型”小さな”ランクル」の全貌です! 画像で見る(30枚以上)

【買取査定】トヨタ車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

1 2

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【新車サブスク】月々2万5千円代で、新車のハリアーが乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー