ホンダ「大型“5人乗り”SUV」がスゴい! 全長4.8m級「巨大“カクカク”デザイン」が超タフモデルに! 悪路仕様でカッコいい「パスポート トレイルスポーツ HRCコンセプト」に注目
「東京オートサロン2026」でも参考出品されたホンダの北米向け大型SUV「パスポートトレイルスポーツ」。カクカクデザインで超カッコいいSUVですが、2025年11月に開催された米国「SEMAショー2025」ではさらに魅力的なカスタムを施し、注目を集めていました。
国内向けモデルにはない独自の魅力を放つオフロードSUV
2026年1月9日から11日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「東京オートサロン2026」でホンダがサプライズで参考出品し、来場者の注目を集めたのが、本格的なオフロード走破性能を持つ北米向け大型SUV「パスポートトレイルスポーツ」でした。
カクカクした力強いデザインが印象的なラージSUVのパスポートですが、2025年11月開催の米国「SEMAショー2025」では、さらに魅力的なカスタムを施し出展されていました。
いったいどのようなカスタムモデルだったのでしょうか。

海外モデルのため、日本では馴染みの薄いパスポートですが、初代パスポートは、かつてホンダと商品相互補完契約を結んでいた、いすゞのSUV「ミューウィザード」OEMモデルとして、1993年に登場しました。
1997年には2代目モデルが登場しましたが、こちらもいすゞからのOEMモデルでした。
その後16年の間が空き、ホンダの独自開発でフルモデルチェンジを果たし、現行型で4代目モデルとなります。
現行型パスポートは、Bron Wildをテーマに開発され、タフなデザインと本格的なオフロード性能、並外れたオンロード性能を備えたSUVです。
ボディサイズは全長4841mm×全幅2019mm×全高1856mmで、ホイールベースは2890mmという大型の車両です。
角張ったボディラインや角目のライトなどが特徴的なアメリカンSUVらしいスタイルを持ちます。
このパスポートをベースに開発されたのが、「パスポートトレイルスポーツ HRCコンセプト」です。
2026年型パスポートトレイルスポーツをベースとした本コンセプトカーは、ホンダ史上最高峰のオフロード性能を実現しています。
HRCパフォーマンス&キャパシティパーツ、実用的なアクセサリー、独創的なデザインを組み合わせパフォーマンスを高めたものです。
オフロード走破性とオーバーランディング性能を徹底追求し、パフォーマンス、プロテクション、照明、ユーティリティの全領域において大幅な進化を遂げています。
オフロード走行に対応するため、フロント・リアバンパー下部を再設計し、アプローチアングルとデパーチャーアングルを最適化しました。
アルミ製スキッドプレートの延長に加え、センターベアリング、プロペラシャフト、リアドライブユニットといった主要コンポーネントを守るアンダーボディプロテクションを強化。新設計のフロント・リアダンパー、専用エキゾーストシステム、60mmのサスペンションリフト、そしてタイヤ径の1インチ拡大により、地上高を大幅に向上させています。
また、サイドステップとしても機能する幅広ロックスライダーや、スイングアウト式フルサイズスペアタイヤキャリアなど、実用性を追求した装備も多数採用しました。
さらに、アップグレードされたフォグランプ、サイドキャンプライト、ルーフトップライトバー、ディッチライト、リアチェイスライトを装備し、すべてカスタム設計のマルチゾーンイルミネーション制御システムで管理します。
オーバーランディング能力を最大化するため、HRCはサイドキャノピー付きロープロファイルルーフラックを開発。さらに、8000ポンド(約3400kg)対応ウインチと一体型リアエアコンプレッサーも搭載しています。
インテリアは全面的に刷新され、HRCブルーの専用アルカンターラインサートとロゴが際立ちます。
車内各所には新設計のHRCアクセサリーマウントパネルを配置しました。プロトタイプホイールを装着し、マットサーマルオレンジのボディカラーにブラックアウトルーフを組み合わせた外観は、このオフロード専用マシンの本気度を物語っています。

※ ※ ※
ホンダは今回の東京オートサロン2026で、創業以来、モータースポーツ活動とともに成長してきたホンダのスポーツDNAを商品へ昇華すべく、レース運営子会社のホンダ・レーシング(HRC)の知見を反映した、HRC仕様のコンセプトモデルなどを初公開しました。
オンロード向けスポーツモデル「SPORT LINE(スポーツライン)」に加え、オフロード向けスポーツモデルの「TRAIL LINE(トレイルライン)」という2つのコンセプトを掲げており、なかでもトレイルラインの象徴として会場へ出展されたのが、米国仕様のパスポートトレイルスポーツでした。
ホンダではあくまでも“参考出品”だと説明していますが、日米の政治的事情を鑑み、国産メーカー各社が米国工場製モデル導入を検討するなか、ホンダがこのパスポートを“逆輸入”する可能性を示唆しているのはあきらかでしょう。
国内向けモデルにはないおおらかなボディラインで、独自の魅力を放っていたパスポート。今後の展開からも目が離せません。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。







































































