トヨタ「パンダトレノ」復活!? まさかの「リトラライト&白黒2トーン」の「NEO86」が凄い! たった86万円で「旧車デザイン」に変身する86カスタムキットをTAS2026で披露
「こう来たか!」と思わず唸らされるようなクルマが発表されるのも、「東京オートサロン」の面白さ。今回「東京オートサロン2026」に展示された、トヨタ「86」と“AE86”を掛け合わせた「NEO86」もその一台。会場では多くの来場者から熱い視線を集めていました。
86×ハチロクの掛け合わせで誕生した「現代流のスプリンタートレノ」
トヨタ「GR86」/スバル「BRZ」、ホンダ「S660」、スズキ「スイフトスポーツ」をメインとしたエアロパーツ専門店の「リザルトジャパン」は、2026年1月9日から11日まで開催された「東京オートサロン2026」に、アッと驚くカスタムカーを持ち込んで注目を集めました。
それが、先代トヨタ「86」(ZN6型)をベースに、「頭文字D」などで一躍有名になった往年の名車「スプリンタートレノ」(AE86型)を掛け合わせた「NEO86」です。
そもそも86の車名自体が、AE86型「カローラレビン/スプリンタートレノ」、つまりいわゆる「ハチロク」が由来。2ドア(3ドア)のFRクーペという点にも共通点を持っています。
そこでNEO86では、86の前後パンパーをスプリンタートレノのような四角い造形に変更。さらにヘッドライトをリトラクタブル風に変更することで、「ハチロクトレノ」のイメージを蘇らせています。
しかも展示モデルは「黒+白」で塗られた、通称「パンダトレノ」のカラーリングを採用。黒塗装部分に走る白いラインまで再現しており、ハチロクトレノらしさを強調しています。
また、フロントが片側55mmリアで同じく75mmずつ張り出した、ド迫力のオーバーフェンダーも大きな特徴となっています。

いろいろと気になるNEO86について、製作したリザルトジャパンに誕生の経緯やこだわった点について話を聞いてみました。
「かつてはAE86といえば、安く手に入るクルマでした。ところが近年は価格高騰が止まらず、場合によっては500万円に達する個体もあるほどです。
いっぽう、86の中古車は100万円ほどで買うことができます。NEO86のベースになった86も、およそ100万円で手に入れました。
NEO86はボディキットとして、86万円(未塗装・税抜き、期間限定価格)でプレオーダーを開始しています。
このキットと、塗装や取り付けなどを含めて、300万円以内に収めたいですね。それでも“ホンモノ”は手に入りません。AE86の価格を超えては意味がないですので。
ワイドボディ化したのは、海外を含めドリフト競技などでもベース車として使ってもらえるようにしたためです。AE86は今や高額車で気軽に乗れないクルマになってしまったので、NEO86で走り倒して欲しいと思っています」
なお「現代では、後付けのリトラクタブルヘッドライトは車検に通らないのでは」と思った人もいるかと思います。しかしリザルトジャパンによると、
「現状では閉じることも可能ですが、国内の保安基準的にはNGです。ですので、開けた状態で固定し、設計段階で角Rを大きく取ることにより、おおよそ車検に対応できると考えています」
との見解を示しています。
86とハチロクを掛け合わせ、「新しい時代のスプリンタートレノ」を再構築したというNEO86。リーズナブルに誰もが「ハチロク」を楽しめるカスタムカーとして、今後の展開に期待したいと思います。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。






































