「教習所で習うはずの基本」「意味を忘れたなら免許を返納すべき」と厳しい意見も! 道路にある「謎の斜線ゾーン」の意味とは? 後続車のドライバーからクラクションでトラブルも

免許を取得する際に学ぶ交通ルールの中には、日々の運転の中ですっかり忘れてしまいがちなものがあります。ここではその一例として「停止禁止部分」について取り上げます。

意外と忘れがちな「停止禁止部分」

 免許を取得する際に学ぶ交通ルールの中には、日々の運転の中ですっかり忘れてしまいがちなものがあります。

 その一つが「規制標示」であり、中でも「停止禁止部分」は、路上で見かけても意味を正確に思い出せない人が少なくないようです。この標示は、一体どのような意味を持っているのでしょうか。

 停止禁止部分とは、道路上に白線で描かれた四角い区画の内側に、さらに斜線が引かれた標示のことです。この区画内では、いかなる理由があってもクルマを停止させることが禁止されています。

「規制標示」の一つ「停止禁止部分」(画像:Photo AC)
「規制標示」の一つ「停止禁止部分」(画像:Photo AC)

 主に警察署や消防署、救急指定病院といった緊急車両が出入りする施設の前に設けられており、たとえ渋滞や信号待ちであっても、そのスペースは空けておかなければなりません。その目的は、緊急車両がいつでも迅速に出動・帰署できるよう、進路を確保することにあります。

 過去に、この停止禁止部分をめぐるあるSNSユーザーの投稿が話題になりました。その内容は、標示に従って手前で停車したところ、後続のクルマから「なぜ前に詰めないのか」と誤解され、クラクションを鳴らされてしまったというものでした。これは、後続車のドライバーからは路面の標示が見えにくく、前方のクルマが理由なく停止しているように見えたために起きたトラブルと考えられます。

 この投稿には、「これを知らないなら免許返納してほしい」といった厳しい意見や、「よく知らない人多いよね」といった指摘が数多く寄せられ、この標示の認知度が低い現状が明らかになりました。このように、停止禁止部分は、一人のドライバーが正しくルールを守っていても、周囲の理解がなければ誤解を招きやすい標示といえるでしょう。

 この場所を塞いでしまうと、人命救助や火災対応といった緊急活動に遅れを生じさせる恐れがあります。つまり、「スペースが空いているから詰める」のではなく、「意図的に空けておくことに意味がある」場所なのです。

 意味を正しく理解していないと危険や誤解につながる道路標示は、停止禁止部分のほかにも存在します。例えば、黄色い楕円形の枠に白い斜線が描かれた「立入り禁止部分」は、クルマが進入すると危険な場所に設置されており、交通の安全を守る役割を担っています。

 また、同じく黄色と白の色使いで長方形に描かれた「安全地帯」や、白線のシマ模様で示される「導流帯(ゼブラゾーン)」などもあります。これらの標示は、いずれも交通の安全と円滑な流れを確保するために設置されていますが、見た目が似ているものもあるため、それぞれの意味を正確に覚えておくことが大切です。交通ルールの一つとしてこれらの標示の意味を再確認し、常に適切な運転を心がけることが求められます。

 同記事に対して、ネット上では「教習所で習うはずの基本。これが分からないなら運転する資格がない」「標識や標示の意味を忘れたなら免許を返納すべき」といった厳しい声が目立ちます。

 また、「線が消えかかっていて見にくい場所がある。維持管理をしっかりしてほしい」という要望や「免許更新時の講習をもっと実戦的・具体的な内容にして、こうした標示の意味を再確認させるべきだ」という意見も多く見られました。

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Writer: くるまのニュース編集部

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