ネクセンの新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4SEASON 2」は期待以上! ドライも雪上も試した本音レビュー【PR】
夏も冬も履き替え不要なオールシーズンタイヤ。近年進化を続けるこのカテゴリーに、ネクセンの最新モデル「N-BLUE 4SEASON 2(エヌブルーフォーシーズンツー)」が登場しました。フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントでドライ路面から雪道まで、その性能を徹底的に検証しました。
認知度が向上しているオールシーズンタイヤというカテゴリー
近年、日本でも「オールシーズンタイヤ」の認知度が向上しています。
オールシーズンタイヤとは、その名のとおり春夏秋冬一年を通して装着できる全天候型タイヤで、ドライやウエット路面での夏タイヤ性能だけでなく、冬のスノー路面に対応する能力も持っています。

ヨーロッパ、とくにドイツやフランスなどでは「冬季に冬用タイヤの装着」が法律で義務付けられたこともあり、10年ほど前から夏タイヤに代わる形でオールシーズンタイヤのシェアが急拡大しています。

こうした市場の拡大に伴い、オールシーズンタイヤも進化を続けています。そんななか、ヨーロッパ、北米に続き日本でも2025年8月に発表され、10月から順次発売されるのが、ネクセンの新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4SEASON 2(エヌブルーフォーシーズンツー)」です。
N-BLUE 4SEASON 2は、ネクセンのオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4SEASON」シリーズの新商品で、高い次元の高速安定性能を実現し、スノー性能や耐摩耗性を大幅に向上しているといいます。
16インチから19インチまでの計25サイズが用意され、価格はオープンです。ちなみに13/14/15インチは現行品のN-BLUE 4SEASONが引き続き販売されます。
あのミシュランと工場をともにしたことも! ネクセンとはどんなメーカー?
NEXEN TIRE(以下、ネクセン)は最近、日本でも名前が知られるようになったタイヤメーカーです。
ネクセンの歴史は古く、1942年までさかのぼります。1956年には自動車用タイヤの生産を開始、1987年にはミシュランタイヤと技術提携し、合弁会社を設立しました。

そして2000年に現在のネクセンタイヤに社名を変更し、いまでは多くの自動車メーカーに品質と性能を認められ、フォルクスワーゲンやポルシェ、BMW、ルノー、フィアット、三菱などで新車装着タイヤ(OE)として採用されています。
新車装着タイヤとして採用されることは、単に市場で販売されるだけでなく、車両開発の初期段階からその車種に最適なタイヤとして選ばれたことを意味し、その性能と品質がメーカーから高く評価されている証拠となります。
雪も乾燥路も可! オールシーズンタイヤで雪を目指して高速道路を北上!
そんなネクセンの新オールシーズンタイヤであるN-BLUE 4SEASON 2を、冬の時期に試す機会がありました。
ドライ性能だけでなくスノー性能も確認するため、2025年の2月下旬に都内から群馬県みなかみ町へと向かいました。

装着したクルマはフォルクスワーゲン新型「ゴルフ ヴァリアント eTSI」、装着タイヤサイズは205/55R16 94Vです。
2025年1月に大規模なマイナーチェンジを果たし、いわゆる「ゴルフ8」から「ゴルフ8.5」に進化したゴルフ ヴァリアント eTSIは、1.5リッターの直列4気筒ターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた前輪駆動(FF)モデル。
116馬力・220Nmというパワー/トルクと、WLTCモード18.4km/Lという低燃費を両立しているのが特徴です。

まずは首都高速道路から関越自動車道に入り、高速道路走行性能を試しました。取材日は快晴で、朝からすでに気温は10度を超えています。
実際に乗ってみると、ゴルフ ヴァリアントはマイナーチェンジで走りの質感も向上しているのがわかります。
アクセルペダルの踏み方に対してトルクの出方がよりリニアになり、ステーションワゴンタイプながら、ドイツ車らしいしっかりとした走りも魅力です。
そんなゴルフ ヴァリアントに装着したオールシーズンタイヤ、N-BLUE 4SEASON 2の印象はといえば、意外にも「スポーティなタイヤ」というものでした。

高速道路のレーンチェンジでも、ハンドル操作に対して遅れることなくグリップが立ち上がり、イヤな揺れを残さずにスッと収束します。
スタッドレスタイヤのようなフワッとした感覚はなく、むしろ路面アタリは硬めの印象すらありました。
直線ではハンドルセンター付近の微小な操舵(そうだ)に対して、クルマが動かない不感領域が小さく、ダルな印象はありません。
ただし本格的なスポーツタイヤのようなシビアさもないので、長距離を運転していても疲れることはありませんでした。
タイヤから発せられるノイズはどう? その静けさに驚く
オールシーズンタイヤを選ぶ際に気になることといえば、そのタイヤノイズでしょう。
確かに夏タイヤと比べてパターンノイズが大きめな商品もいまだにあり、オールシーズンタイヤ特有のV字型のパターンは見るからに騒々しい印象もありますが、N-BLUE 4SEASON 2はどうでしょう。

今回、新品を装着して400kmほど走行しましたが、シャーというパターンノイズ、ゴーというロードノイズともに気になる場面はありませんでした。

もちろん静粛性に特化したプレミアムコンフォートタイヤのような静けさはありませんが、フラットな高速道路の路面では、大きめのイヤな音は車内に届いてきません。
今回はそれほど距離を走らなかったので、履き続けてタイヤ残が7分山や5分山となったときに音がどう変化するのかは確認していませんが、少なくとも今回の試走においては、タイヤノイズが気になったというシチュエーションはありませんでした。
その後、関越自動車道の月夜野インターチェンジを下りて一般道、そしてワインディングへと向かいます。







































