電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」が「セレナ e-POWER」に搭載! その実力をリアルな雪道で試乗チェック!【PR】
日産のミニバン「セレナ」に4輪駆動モデルとして新たに追加された「セレナe-4ORCE」に乗って、東京都内から雪の降る長野県を目指してロングドライブに出掛けました。日産の電動4駆技術「e-4ORCE」の実力を、一般道から高速、さらには雪上走行でチェックします。
雪道も安心! セレナe-4ORCEで行く快適ドライブ
多人数でドライブする楽しさを、もっと安全にもっと快適にする技術がギュッと詰まったミニバンとして、ファミリーを中心に厚い信頼を得ているクルマが日産「セレナ」です。とくに、100%モーター走行ができるハイブリッドでパワーも静かさも思いのままになるセレナe-POWERは、唯一無二の存在です。
そんなセレナe-POWERに今回、待望の4WD「e-4ORCE(イーフォース)」が登場しました。日産独自の電動4輪制御技術であるe-4ORCEは、日常の快適性から雪道などでの頼もしさまでカバーしてくれる、新時代の4WDです。
これまで、セレナではガソリンモデルに4WDの設定がありましたが、ハイブリッドモデルのe-POWERにも4WDが欲しいという声も多かったのですが、その期待を上回るe-4ORCEでの登場ということで、気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、同じようにセレナe-4ORCEに興味津々の女性2人で東京から長野へのロングドライブを決行することに。今回は、人気YouTuberでありつつ、若手自動車ライターとしても活躍の場を広げている黒木美珠(みじゅ)さんと、この道20年以上のカーライフジャーナリストである筆者(まるも亜希子)が都心から高速道路、山道や雪道へのドライブでセレナe-4ORCEをリポートします。
モダンなボディカラーに、広々快適空間で視界広がるインテリア
キンと冷えた冬の早朝に、都心で待ち合わせをした私たち。プレミアム感あふれるフロントマスクのセレナe-4ORCEは、街中でも視線が吸い寄せられるオーラを放っていました。
ボディカラーのクリスタルブラウンもモダンで大人っぽくて、出発前からテンションが上がります。目的地の長野は雪予報ということで、分厚いダウンコートとスノーブーツを準備して、セレナe-4ORCEに乗り込みました。
室内はガラスエリアが大きく開放的で、2列目がキャプテンシートとなる7人乗りは、ひとりひとりのスペースがゆったりとしているのが特徴的です。上質感のあるインパネやシートなどで、落ち着いたリラックス感のある空間が広がります。
セレナe-4ORCEにはリアモーターが追加され、リアフロア、リアサスペンンションが新設計されていますが、2WDモデル同等の室内空間を確保。狭い場所でも気軽に開閉できる小さなドア(ハーフバックドア)が備わったデュアルバックドアや、小物が入れやすい収納スペースなど、使いやすさはそのままキープされています。
黒木「まるもさん、見てくださいこの2列目シート。横スライドができてこんなに頭上も足元も広々なんです」
まるも「座り心地良さそうだね。運転席もほどよいフィット感で、とにかく視界がパノラマで見やすいの」
黒木「周囲の安全確認がしやすくて良いですね。2列目シートは1列目より着座位置が高くなっているひな壇構造のおかげで、遠くまで景色が見通せて気持ち良いですよ」
滑らかな加速と高い安定感、e-4ORCEによる進化した走行性能
思い思いにセレナe-4ORCEの居心地の良さを確認したあとは、市街地を走って高速道路の入り口を目指します。発進からなめらかな加速で、信号が多い街中のストップ&ゴーでもまったくストレスを感じないのは、小型エンジンを発電専用に搭載して100%電気の力でモーター走行ができるe-POWERならでは。
しかも、足先をそっとアクセルペダルに乗せただけでスーッと加速してくれる感覚ながら、路面への接地性が高まって安定感がアップしているように感じます。前後2つのモーターと左右のブレーキを統合制御しつつ、4輪の駆動力を最適にコントロールするe-4ORCEの恩恵が早くも表れていることに驚きました。
高速道路に入ると、タイトなコーナーやアップダウンが続きます。全高が高いミニバンではちょっと苦手なシーンのはずですが、セレナe-4ORCEはドッシリとした低重心なクルマを運転しているような挙動で、とてもきれいにカーブを駆け抜けていくことに感心しました。
黒木「2WDのセレナに乗った時にも良い走りをするなと思ったんですけど、今回はさらになめらかと言いますか、カーブでの安心感が高まっていませんか?」
まるも「私も今、そう感じてた! セレナe-4ORCEは前後の重量配分が最適化されていて、前後バランスよく回生ブレーキを使うことで姿勢変化を抑えてくれるんだって。そこに駆動力コントロールも加わるから、なめらかな挙動になるんだね」
黒木「なるほど。これなら遠出をする時だけじゃなくて、普段の街乗りから快適になりますね。クルマ酔いしにくい工夫も感じられます」
実際、日産のデータによれば減速時・カーブ時ともに、乗員頭部の前後の動きは2WDと比べて10%軽減しており、車体の姿勢変化が抑えられることで酔いにくい走りに貢献しているといいます。
もともとセレナは、開発時に嗅覚、視覚、ストレス軽減や体性感覚など、あらゆる角度から徹底的に科学的に検証してクルマ酔いの原因を排除しているとのこと。さらにe-4ORCEによって、酔いやすい道でも快適に過ごしやすくなっていると言えそうです。
横風にも強いe-4ORCEで、高速道路も安定して駆け抜ける
ドライブのお供に欠かせないコーヒーを飲みながら、おしゃべりを楽しんでいるうちに高速道路に入った私たち。ETCレーンを通過して本線へ合流するときの加速が、パワフルでどんどん伸びていく爽快感があります。
モーターが2つになって2WDよりも車両重量が重くなっているはずですが、加速Gの立ち上がりは2WDと同等以上を実現し、伸びのある加速が続くのがe-4ORCEのすごいところです。クルージングに入ってからも、いつでも追い越しの再加速がレスポンスよく引き出せるので、悠々とした高速走行を続けられます。
まるも「プロパイロットもあるし、パワフルで安定感があるし、セレナe-4ORCEって長距離ドライブがほんとうにラク。2WDより最低地上高が15mmアップして150mmになっているから、高速はどうかなってちょっと心配してたんだけどまったく問題なかったね」
黒木「2列目シートに移ってみましたが、こちらの乗り心地も良いですよ。すごく静かで、通常の声量で会話もできます」
まるも「セレナは2WDも横風安定性が高いんだけど、e-4ORCEはさらに横風安定性が20%アップしているらしいよ。あとフロントマスクの左右に空気の流れを整えるエアカーテンがあって、それも安定した高速走行に一役かっているんだね」
次のページでは、セレナe-4ORCEで深雪の銀世界を走行した様子をお届けします。