電動駆動4輪制御システム「e-4ORCE」が「セレナ e-POWER」に搭載! その実力をリアルな雪道で試乗チェック!【PR】

日産のミニバン「セレナ」に4輪駆動モデルとして新たに追加された「セレナe-4ORCE」に乗って、東京都内から雪の降る長野県を目指してロングドライブに出掛けました。日産の電動4駆技術「e-4ORCE」の実力を、一般道から高速、さらには雪上走行でチェックします。

雪道も安心! セレナe-4ORCEで行く快適ドライブ

 多人数でドライブする楽しさを、もっと安全にもっと快適にする技術がギュッと詰まったミニバンとして、ファミリーを中心に厚い信頼を得ているクルマが日産「セレナ」です。とくに、100%モーター走行ができるハイブリッドでパワーも静かさも思いのままになるセレナe-POWERは、唯一無二の存在です。

日産独自のハイブリッド4輪制御技術であるe-4ORCEを搭載し、2024年10月に登場した日産 セレナe-4ORCE(イーフォース)

 そんなセレナe-POWERに今回、待望の4WD「e-4ORCE(イーフォース)」が登場しました。日産独自の電動4輪制御技術であるe-4ORCEは、日常の快適性から雪道などでの頼もしさまでカバーしてくれる、新時代の4WDです。

 これまで、セレナではガソリンモデルに4WDの設定がありましたが、ハイブリッドモデルのe-POWERにも4WDが欲しいという声も多かったのですが、その期待を上回るe-4ORCEでの登場ということで、気になっている人も多いのではないでしょうか。

日産の電動化技術と4WD制御技術、シャシー制御技術を統合し、日常からアウトドアまで、すべてのシーンで「走る・曲がる・止まる」という性能を飛躍的に向上した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」

 そこで、同じようにセレナe-4ORCEに興味津々の女性2人で東京から長野へのロングドライブを決行することに。今回は、人気YouTuberでありつつ、若手自動車ライターとしても活躍の場を広げている黒木美珠(みじゅ)さんと、この道20年以上のカーライフジャーナリストである筆者(まるも亜希子)が都心から高速道路、山道や雪道へのドライブでセレナe-4ORCEをリポートします。

モダンなボディカラーに、広々快適空間で視界広がるインテリア

 キンと冷えた冬の早朝に、都心で待ち合わせをした私たち。プレミアム感あふれるフロントマスクのセレナe-4ORCEは、街中でも視線が吸い寄せられるオーラを放っていました。

今回試乗した日産「セレナe-4ORCE」と筆者のまるも亜希子さん(右)と若手自動車ライターの黒木美珠さん(左)

 ボディカラーのクリスタルブラウンもモダンで大人っぽくて、出発前からテンションが上がります。目的地の長野は雪予報ということで、分厚いダウンコートとスノーブーツを準備して、セレナe-4ORCEに乗り込みました。

全方位で視界が広いので、気持ち良く、運転がしやすいのもセレナの魅力

 室内はガラスエリアが大きく開放的で、2列目がキャプテンシートとなる7人乗りは、ひとりひとりのスペースがゆったりとしているのが特徴的です。上質感のあるインパネやシートなどで、落ち着いたリラックス感のある空間が広がります。

 セレナe-4ORCEにはリアモーターが追加され、リアフロア、リアサスペンンションが新設計されていますが、2WDモデル同等の室内空間を確保。狭い場所でも気軽に開閉できる小さなドア(ハーフバックドア)が備わったデュアルバックドアや、小物が入れやすい収納スペースなど、使いやすさはそのままキープされています。

1列目から3列目まで、すべての席がゆったり座れるセレナ。2列目シートをロングスライドさせると、大人でも脚を伸ばせるほど広々とした空間に。さらに、横スライドさせればスライド量最大640mmの超ロングスライドが可能になる。バックドアには、通常の約半分のスペースがあれば開閉できるハーフバックドアが設定されており、後ろに止まっているクルマや壁からの距離が近くても、気軽にドアを開けて荷物の出し入れが可能だ

黒木「まるもさん、見てくださいこの2列目シート。横スライドができてこんなに頭上も足元も広々なんです」

まるも「座り心地良さそうだね。運転席もほどよいフィット感で、とにかく視界がパノラマで見やすいの」

黒木「周囲の安全確認がしやすくて良いですね。2列目シートは1列目より着座位置が高くなっているひな壇構造のおかげで、遠くまで景色が見通せて気持ち良いですよ」

滑らかな加速と高い安定感、e-4ORCEによる進化した走行性能

 思い思いにセレナe-4ORCEの居心地の良さを確認したあとは、市街地を走って高速道路の入り口を目指します。発進からなめらかな加速で、信号が多い街中のストップ&ゴーでもまったくストレスを感じないのは、小型エンジンを発電専用に搭載して100%電気の力でモーター走行ができるe-POWERならでは。

モーターのおかげで始動時から一瞬でスムーズな加速ができるe-POWER

 しかも、足先をそっとアクセルペダルに乗せただけでスーッと加速してくれる感覚ながら、路面への接地性が高まって安定感がアップしているように感じます。前後2つのモーターと左右のブレーキを統合制御しつつ、4輪の駆動力を最適にコントロールするe-4ORCEの恩恵が早くも表れていることに驚きました。

 高速道路に入ると、タイトなコーナーやアップダウンが続きます。全高が高いミニバンではちょっと苦手なシーンのはずですが、セレナe-4ORCEはドッシリとした低重心なクルマを運転しているような挙動で、とてもきれいにカーブを駆け抜けていくことに感心しました。

コーナリング時は、路面状況や走行状況に応じてタイヤのグリップを最大化するよう、トルクを前後輪に自動的に最適配分するe-4ORCE。さらに、減速時には前後モーターによる回生ブレーキと4輪の油圧ブレーキを組み合わせて協調制御している。これらの制御により、セレナe-4ORCEはコーナリング性能も向上している

黒木「2WDのセレナに乗った時にも良い走りをするなと思ったんですけど、今回はさらになめらかと言いますか、カーブでの安心感が高まっていませんか?」

まるも「私も今、そう感じてた! セレナe-4ORCEは前後の重量配分が最適化されていて、前後バランスよく回生ブレーキを使うことで姿勢変化を抑えてくれるんだって。そこに駆動力コントロールも加わるから、なめらかな挙動になるんだね」

筆者のまるも亜希子さん(左)と若手自動車ライターの黒木美珠さん(右)

黒木「なるほど。これなら遠出をする時だけじゃなくて、普段の街乗りから快適になりますね。クルマ酔いしにくい工夫も感じられます」

 実際、日産のデータによれば減速時・カーブ時ともに、乗員頭部の前後の動きは2WDと比べて10%軽減しており、車体の姿勢変化が抑えられることで酔いにくい走りに貢献しているといいます。

 もともとセレナは、開発時に嗅覚、視覚、ストレス軽減や体性感覚など、あらゆる角度から徹底的に科学的に検証してクルマ酔いの原因を排除しているとのこと。さらにe-4ORCEによって、酔いやすい道でも快適に過ごしやすくなっていると言えそうです。

横風にも強いe-4ORCEで、高速道路も安定して駆け抜ける

 ドライブのお供に欠かせないコーヒーを飲みながら、おしゃべりを楽しんでいるうちに高速道路に入った私たち。ETCレーンを通過して本線へ合流するときの加速が、パワフルでどんどん伸びていく爽快感があります。

電費性能を重視するモードでは、直進時は前輪メインの駆動力配分で走行し、操縦安定性を重視するコーナリング時は4輪に駆動力を最適に配分するe-4ORCE。旋回性を向上させながら、総駆動力は変化しないため車速を維持したままスムーズに走行できる

 モーターが2つになって2WDよりも車両重量が重くなっているはずですが、加速Gの立ち上がりは2WDと同等以上を実現し、伸びのある加速が続くのがe-4ORCEのすごいところです。クルージングに入ってからも、いつでも追い越しの再加速がレスポンスよく引き出せるので、悠々とした高速走行を続けられます。

高速道路の運転で、クルマの車速や車線の維持をしてくれる日産の運転支援技術「プロパイロット」。ステアリングの青いボタンを押すと起動する
セレナe-4ORCEの最低地上高は、2WDモデルに比べ15mmアップして150mmとなっている

まるも「プロパイロットもあるし、パワフルで安定感があるし、セレナe-4ORCEって長距離ドライブがほんとうにラク。2WDより最低地上高が15mmアップして150mmになっているから、高速はどうかなってちょっと心配してたんだけどまったく問題なかったね」

黒木「2列目シートに移ってみましたが、こちらの乗り心地も良いですよ。すごく静かで、通常の声量で会話もできます」

セレナでは横風によるふらつきやすさを抑えるため、フロントバンパーサイドに空気の流れを整えるエアカーテンを採用している

まるも「セレナは2WDも横風安定性が高いんだけど、e-4ORCEはさらに横風安定性が20%アップしているらしいよ。あとフロントマスクの左右に空気の流れを整えるエアカーテンがあって、それも安定した高速走行に一役かっているんだね」

 次のページでは、セレナe-4ORCEで深雪の銀世界を走行した様子をお届けします。

日産 セレナe-4ORCEの詳細はこちら!

【画像】待望の4WDモデルが登場した日産「セレナe-4ORCE」を詳しく見る(80枚)

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