英ダヴァンティタイヤから「プロトゥーラレース」が新登場!サーキット走行も視野に入れたハイグリップタイヤの実力を一般道とサーキットでチェック【PR】
高速道路でも乗り心地の良さは健在! 高い直進安定性能も兼ね備えている
一般道で感じた乗り心地の良さは高速道路に移動しても同様で、ギャップや道路のつなぎ目を越えた時でもしっかりとタイヤが吸収してくれているのが分かります。
また、プロトゥーラレースはステアリングの座りが良く、直進安定性能もなかなかです。これだけ真っ直ぐ走ってくれるタイヤであれば、ロングドライブでも疲れることはないでしょう。
ジャンクションなどのコーナリングシーンでは、しっかりとしたステアリングの反力が得られ、頼りになりそうな雰囲気も伝わってきました。
しかし、唯一気になるのは、どうしても発生してしまうトレッド面から発するノイズ。スポーツラジアルタイヤならではの「ビーン」という音が車内に入ってきます。
音については気になる人もいると思いますが、例えば今回のGR86のように、マフラーなどの排気系も変更してあるクルマでしたら、それほど気にならないかもしれません。
滑り出しが分かりやすく高いコントロール性能をサーキットで実感
続いては舞台を袖ヶ浦フォレストレースウェイに移して、サーキットでの全開走行でチェックしてみます。
前回プロトゥーラスポーツで同じ場所を走った時は、外気温16°Cのなかで1`20.688というタイムでしたが、今回の外気温は36°Cですから、普通に考えたらかなりタイムが落ちてしまう事は避けられません。果たしてどのようなタイムを刻むことができるのでしょうか。
走り始めてまず感じたのはコントロール性の高さでした。滑り出す限界域がちゃんとドライバーに伝わってくるため理解しやすく、テールが出そうになった時もグリップに引き戻しやすいところが“〇(マル)”だと思いました。
プロトゥーラレースは、縦方向も横方向のグリップもどちらかが突出しているわけではなく、バランスの良さが光リます。クセのない扱いやすいタイヤだといえるでしょう。
タイムを計測したところ、1周目にベストタイムの1`18.999を記録して、その後はジワジワとタイムが落ちていく傾向でした。ですが、プロトゥーラレースは突然崖のように極端なタイムダウンをするところがなく、安定してラップを重ねていくことができます。
そのため、耐久性はかなり高いのではないかと感じました。というのも、テストをした当日は、外気温が36°Cという炎天下であり、路面温度は50°Cをゆうに超えていました。その状況で安定して走ることができたのだから大したものです。
【袖ヶ浦フォレストレースウェイでの参考タイム】
PROTOURA RACE 265/35R18 [1`18.999(外気温36°C)]
PROTOURA SPORT 225/40R18 [1`20.688(外気温16°C)]
一般道での快適性とサーキット走行時の戦闘力を備えたスポーツタイヤ
8周の連続走行を終えた後に、このコースで一番負荷がかかる左フロントタイヤをチェックしてみると、トレッド面もショルダー部もほとんど摩耗が見られませんでした。夏場のサーキットでこの状態は驚くばかりです。
本当にこれでTREADWEARが「200」なのかと疑ってしまうレベルで、上述したように耐久性・耐摩耗性はかなり高そうな印象です。
一般道、高速道、そしてサーキットを走ってみましたが、プロトゥーラレースはガンガン走り込みたいという人にはうってつけであり、自宅からサーキットへの往復も問題ありません。
「プロトゥーラレース」は走り込みたい人にはうってつけのタイヤだ!
最後になりますが、何よりこのタイヤの魅力は、今回の265/35R18サイズの場合で送料税込み13,630円というリーズナブルな価格がやはり注目のポイントです。
気になった方は、以下のリンクからオートウェイのオフィシャルサイトに飛んでチェックしてみてはいかがでしょうか。
[Text:橋本洋平 Photo:土屋勇人]