今ではクルマを乗るときに必要不可欠なアイテムとなったナビゲーションシステム。近年では純正でもディスプレイオーディオが採用され、スマホ連携でナビアプリを使用している人も増えてきていますが、クルマにこだわりを持つ人は自分にあったものを選びたいと考えているのではないでしょうか？

　そんなユーザーの間で高い評価と満足度を誇っているのが、言わずと知れたパイオニア カロッツェリアのフラッグシップモデルである「サイバーナビ」です。

　読者の中でもカロッツェリアの「サイバーナビ」の導入を検討している人は多いと思いますが、今回は実際にサイバーナビ「AVIC-CQ912-DC」を販売直後から愛車のトヨタGR86に装着し、およそ1年半使用しているというくるまのニュース担当 松田氏に、実際に使用した上での感想を聞いてみました。

　では早速インタビューを始めていきましょう。ちなみに、GR86は取材先やサーキットへの移動、仕事もプライベートも日常的にフル稼働しており、すでに走行距離は2万4000kmを突破しているとのこと！

――まず最初に、なぜ愛車GR86にサイバーナビを装着しようと思ったのでしょうか？

「そもそもGR86は、最初から長く乗り続けたい！と思って購入したので、車両に装着するパーツや製品は妥協なく選びたいと思い、機能性の高さや拡張性の多さもあってカロッツェリアのサイバーナビ（AVIC-CQ912-DC）にしました」

「GR86が現行型へのモデルチェンジの際に9インチまで搭載対応できるようになったこともあり、迷わず9インチの大画面モデルを選びましたね。実際にサイバーナビを装着してみると、画面の美しさや視野角の広さはもちろんのこと、インパネに対してフラットにスッキリと美しく収まってくれて、純正装着のナビゲーション以上に純正っぽい点が気に入っています」

「例えば、車両をローンや残価設定リースなどで購入する場合、純正ディーラーオプションから選択をすると、その費用もまるごと含めることができるので一見するとお買い得にも感じるんですよね。

　ただ実際は、その分と同じ予算があれば、自分の気に入った市販カーナビの、しかも最上級大画面モデルを選択できたりします。GR86はもともとこだわって選んだ1台だったので、せっかくならば妥協せずに自分の好みな製品をつけたい！と思ったのも、サイバーナビを選んだ理由のひとつですね」

――実際に1年半ほど使ってみて、特に気に入っているポイントはどこでしょうか？

「一番使っていて便利に感じるのは、オンラインによる通信機能ですね。高速・大容量の通信が上限なく使えて、パソコンやスマホもサイバーナビのWi-Fiに接続できるので、仕事のメールなどのやりとりはもちろん、動画のチェックまでストレスなく車内でできるんです」

　サイバーナビには車内向け通信サービス「docomo in Car Connect」が利用可能になるネットワークスティックが付属（品番に「DC」が付くモデルのみ、それ以外は別売）しており、車内Wi-Fi機能やナビでのYouTube視聴が通信制限なしに利用することができます（付属するナビでは1年間無償使用権付。その後は有償)。

　もちろん一般的なWi-Fiスポットと同じ感覚で使えるので、パソコンやスマホ、携帯ゲーム機なども接続することができ、その上月々の容量制限はナシ！ いわゆる“ギガ消費”を気にすることなくネットワーク接続を楽しむことができ、携帯ゲーム機では通信対戦も可能なほどの通信速度も誇っているのです。また、Wi-Fiには5台までの端末を同時に接続することが可能となっています。

――カーナビゲーションとしての機能はどうでしょうか？

「なじみのない場所に取材で行くことも多いのですが、通信機能を使った『スーパールート探索』は、渋滞を回避するためにあえて遠回りしたり、最寄りのインターではないところで高速道路を降りて下道を走ったりと、一見時間がかかりそうなんだけど実はいちばん早く着くルートを出してくれるんですよ。道路を知り尽くした地元民のようなルートをチョイスしてくれるのがスゴイですね。あと、道案内の分かりやすさと確かさもさすがサイバーナビだなと体感できましたし、リルートがとても速いので、運転しながら焦ることも減りました（笑）」