ルノー「カングー」が13年半ぶりのフルモデルチェンジ! 「世界で日本だけ」!? ファンのアツさが生んだ独自仕様でデビュー【PR】

新型カングー1番の見どころは「世界で日本だけ」の独自仕様にあり!

 実は新型カングーの大半の部分が「日本独自仕様」となっています。

 欧州仕様との数々の違いについて、ルノー・ジャポンの担当者に話を聞きました。

全方位で刷新された3代目カングーですが、各部が日本独自のオリジナル仕様になっているのも見どころです

 新型カングーでは、後部のダブルバックドア(左右観音開きドア)も歴代同様に継承されました。

 実は欧州の新型カングーでは、ダブルバックドアはそもそも商用バン仕様のみの設定です。乗用ワゴン仕様は、一般的な跳ね上げ式ハッチゲートが標準仕様なのです。

 先に挙げた黒バンパー仕様の設定も同様に、本来なら実用性重視で簡素な商用バン専用の仕様です。

 質感や仕立ての良さを訴求する乗用ワゴン仕様にこれらを設定するのは、本国開発者の感覚からすれば「あり得ないこと」だったといいます。

欧州仕様の3代目カングー(ワゴン仕様)は、写真のように跳ね上げ式テールゲートが標準装備
日本仕様の3代目カングーは歴代モデル同様、左右90度に開くダブルバックドアが特別装着されます

 また日本でのカングーを象徴するかのようなイエロー(ジョン アグリュム)の車体色も、引き続き新型に設定されていますが、これも本国仕様の新型には未設定でした。

 さらに言及すれば、右ハンドル(英国向け)仕様は、欧州ではそもそも商用バンにしかありません。

 つまり右ハンドルの乗用ワゴン仕様自体が日本専用で、テールゲートの専用設計も含め、大半が日本独自の仕様として開発されたのです。

 ルノー・ジャポンによると、こうした日本からのリクエストに対し積極的に応えてくれたのは、歴代カングーの日本における安定した販売実績に加え、カングー ジャンボリーで見られた熱心なファンの姿勢が伝わっていたからだ、と説明します。

 そして、日本のファンがカングーのどういった点に魅力を覚えているのかについて、ルノー本国も正しく理解していることも、新型の仕様決定に大きく効いたといいます。

独自の装備がふんだんに盛り込まれている日本仕様の新型カングー
サイズが拡大し掛け心地も向上した新型カングーのフロントシート

 こうして日本のカングーの象徴である黒バンパーやダブルバックドア、黄色いボディカラーなどが継承されました。

 新型カングーの消費税込価格は、ガソリンモデル「カングー ゼン(受注生産車)」の384万円から、ディーゼルモデル「カングー プルミエール エディション(特別仕様車)」の424万5000円までとなっています。

 ボディカラーはグレードにより異なりますが、ジョン アグリュムをはじめとする全5色のラインナップが揃います。

※ ※ ※

 日本自動車輸入組合の調べによると、2022年、ルノージャポンは1年間で8615台の国内販売を記録しました。これは過去最高の実績となります。

 2020年から2022年にかけ相次いで導入された「ルーテシア」「キャプチャー」「アルカナ」などが、いずれも好調な売れ行きを示した結果ですが、一方で2代目カングーは2021年中に販売を終えており、2022年の実績にはほぼ含まれていません。

 新型カングーの販売も始まったことから、2023年はさらなる飛躍が期待されるところです。

■ルノー「カングー」の詳細情報はこちらから

【画像】ルノー 新型「カングー」の内外装を写真で見る(130枚)

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