CSTの「メダリオン オールシーズン ACP1」を極寒の北海道でテスト! 雪上と氷上性能はスタッドレスタイヤとどう違う?【PR】
いざ実走! 「 メダリオン オールシーズン ACP1」を走らせた印象は…?
参加者がひと通り試乗を終えたあと、筆者(岡本幸一郎)も3台のクルマを試乗してみることにしました。以下、ACP1が装着された1号車に乗り込んだ印象をお伝えします。
走り出してまず感じるのは、剛性感の高さです。オールシーズンタイヤにもいろいろあって、その性格や性能には幅があるなか、ACP1はかなりブロック剛性が高いほうの部類に入ります。
ACP1のトレッドパターンは、オールシーズンタイヤで流行りのVシェイプとは一見すると違うように見えるのですが、実はVシェイプを基に波状のストレートグループを設けた設計になっていることが見て取れました。
このトレッドパターンのおかげで、排雪性の高さにも期待できそうです。さらには、パターンノイズを低減するために設けられたという、中央で交差する複雑なピッチデザインが雪上でも効きそうで、全体として見るからにエッジ効果が高そうに思えました。
果たしてまさしくそのとおりなのか、雪上では特に縦方向のグリップが高く、それがしばらく走っていても維持されることが感じられました。
担当者にACP1の事を聞くと、前モデルの「AP2」よりも雪上ブレーキ性能・ドライブレーキ性能を大幅に向上させ、ノイズも少なくなっているとのことでした。
雪の登坂路でもグイグイと登る高いトラクション性能を実感
走りはじめからスッと前に出ていく感覚や、登坂路でトラクションコントロールが作動してもあまりタイムラグなく路面をしっかり掴む感覚が伝わってきます。
雪上ブレーキでも、ABSが作動してブレーキをかけている間隔が短いように感じられたのは、それだけグリップしているからにほかなりません。
雪上のハンドリングでは、どのタイヤよりも応答遅れ感が小さいように感じられました。
グリップの限界付近における滑り出しの挙動もマイルドなので、動きが読みやすいところもポイントです。
全体としては、剛性感と縦方向のグリップに優れることが印象的でした。さすがに氷上ではそれなりに滑りますが、雪上での走行性能はなかなかのものです。
また、この剛性感があればおそらく舗装路でも不安を感じることはないでしょう。それについても機会があればぜひレポートしたいと思います。
価格では測れないその性能 ACP1はこんな人にオススメ!
以上のように、今回の試乗会では筆者も新たな発見が色々とできたように思います。
特に驚いたのは、やはりACP1の雪上性能の高さです。雪上のブレーキ、スラローム、さらには登坂というコースを試してみても、スタッドレスタイヤとほぼ遜色の無い性能を発揮してくれました。
そして何よりも魅力的なのは、やはりそのお値段です。ACP1は国産メーカーの同等品よりも安価ということ。今回体感した性能を考えると、恐るべきコストパフォーマンスなのは間違いありません。
1年のうちに雪が降るか降らないか分からないような地域に住んでいる人にとって、スタッドレスタイヤを別で揃えるというのは、やはり中々にハードルの高いことなのかもしれません。
しかし、ACP1であれば価格が手ごろで、求められる性能も十分に満たしていますから、一年中このタイヤを履いておけばかなり安心してドライブをすることができるのではないでしょうか。
上述したように、前モデルのAP2よりも雪上ブレーキ性能・ドライブレーキ性能を大幅に向上させ、ドライ路面でのノイズも少なくなっているとのことですから、前モデルからの買い替えもアリでしょう。
メダリオン オールシーズン ACP1、魅力的な新商品の登場を歓迎したいと思います。