話題の「公道カート」 未来のモビリティともいえる代物だった

公道カートと超小型モビリティ

 規制が強化された公道カートですが、それは公道カートそのものの締め出しを意味しているわけではありません。きちんと法整備がなされることで、逆に言えばその範囲内であれば自由にビジネスをしてよいということであり、産業の活性化につながります。

公道を走るには、さまざまな保安部品が必要

 また、公道カートの法整備が進むことは、超小型モビリティの活性化にもつながります。超小型モビリティとは、軽自動車よりも小さい1~2人乗りの乗り物のことで、公共交通機関が発達していない地方部や、自動車の運転が困難な高齢者の日常の移動手段として期待されています。

 しかし、公道カート同様、ミニカーとなることが想定される超小型モビリティは、法律の整備や一般の方の理解といった点でまだまだ課題があります。見慣れない乗り物ということもあり、危険と批判されることも少なくない公道カートですが、その未来には超小型モビリティという期待もあるのです。

【了】

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