97万円で3人乗れる! “軽より小さい”「トライク」実車公開! ペダル操作なし&AT限定免許で運転できるダイゾー「NEO-ONE」がスゴい! どんな人にピッタリな乗り物?

小型EVブランド「e-NEO」を運営するダイゾーは、「ジャパンモビリティショー関西2025(大阪モーターショー2025)」において、EVトライクの「ネオワン」と「ネオライト」を出展しました。それぞれ、どのようなモデルなのでしょうか。

“軽より小さい”「トライク」実車公開!

 2025年12月4日から12月6日にかけて開催された「ジャパンモビリティショー関西2025(大阪モーターショー2025)」において、ダイゾーは「NEO-ONE(ネオワン)」と「NEO-Light(ネオライト)」を出展しました。

 3人乗りEVモビリティのネオワン/ネオライトですが、一体どのような乗り物なのでしょうか。

新車97万円で3人乗れる!
新車97万円で3人乗れる!

 ダイゾーは大阪府大阪市に本社を置く化学メーカーですが、2024年9月には同社の陸機事業部によって、小型EVブランドである「e-NEO」が立ち上げられました。

 今回出展されたネオワンとネオライトは、どちらも最大3名の乗車が可能なEVトライク。どちらも道路運送車両法の登録区分は「側車付き軽二輪」となり、公道で運転するためには普通自動車免許(AT限定可)が必要となります。

 なお、ヘルメットの装着義務はなく、車検や車庫証明も不要です。

 上位モデルという位置づけのネオワンは、全長2245mm×全幅1150mm×全高1630mmというボディサイズをもち、軽自動車よりもさらにコンパクトです。

 心臓部には3kWのモーターとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが搭載され、最高速度は50km/h。一充電の航続距離は100kmとされ、バッテリー寿命は2000回とされています。

 ネオワンにはLEDの灯火類、ヒルホールドコントロール、バックモニター兼用のデジタルディスプレイ、USBポートなどが標準装備であることに加えて、ルーフバーやルーフボックス、ジュニアシート、専用のエアコンシステムなどがオプションで装着可能です。

 価格(消費税込、以下同)は97万9000円となっています。

 一方のネオライトは、より気軽にEVトライクを楽しめる1台です。

 ボディサイズは全長2160mm×全幅1050mm×全高1570mmと、ネオワンよりもややコンパクト。電気モーターは2kWのものが搭載されていますが、一充電の航続距離は100km、最高速度は50km/hという点はネオワンと同様です。

 また、LEDの灯火類、ヒルホールドコントロール、バックモニター兼用のデジタルディスプレイ、USBポートが標準装備となる点や、オプションでルーフバーやルーフボックスを搭載することが可能なこともネオワンと同様です。

 ただし、ネオライトにはエアコンシステムが装着できず、この点がネオワンとの大きな違いとなっています。

 ネオライトの価格は、88万円です。

※ ※ ※

“現代版オート3輪”とも言えるネオワンとネオライトに対し、ダイゾーの担当者は次のように話します。

「発表以来、ネオワンとネオライトに対する反響はかなり大きく、『実際に試乗してみたい』というお客様からのお問い合わせも、すでに多くいただいております。

 ネオワン/ネオライトは操作も簡単で、誰でも運転しやすいことが大きな特徴です。

 たとえば、お子様の送り迎えなどにご使用いただくのもよいかもしれません。

 また、最近は高齢の方のアクセルの踏み間違いなどが問題視されておりますが、ネオワン/ネオライトはペダル操作が不要ですので、安心してお乗りいただけるかと思います。

 実際、開発に際しては、免許を返納される前の数年間に生活の足としてお使いいただくことも想定していました」

 高齢化が進む現代の日本において、ネオワン/ネオライトのようなEVトライクがますます注目を集めていくことはまちがいなさそうです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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