価格34万円! 「普通免許で乗れるホンダの“110ccバイク”」発売! 「カブ主」も待ちわびた! 新基準原付に適合したホンダ「スーパーカブ110 Liteシリーズ」 直近のユーザーの反応と最新の納期は?

ホンダは、新基準原付に適合した「スーパーカブ110 Lite(ライト)」、「スーパーカブ110 プロ Lite(ライト)」、「クロスカブ110 Lite(ライト)」を12月11日から販売を開始しました。その後のユーザーの反響など、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。

新基準原付に適合した新たな「カブ」の登場で「カブ主」もひと安心!?

 ホンダは、2025年10月16日に原付一種の新たな区分基準(新基準原付)に適合した「スーパーカブ110 Lite(ライト)」、「スーパーカブ110 プロ Lite(ライト)」、「クロスカブ110 Lite(ライト)」を発表。

 12月11日から販売を開始しました。その後のユーザーの反響など、首都圏のホンダディーラーに問い合わせてみました。

普通免許で運転できる「スーパーカブ Lite」シリーズ
普通免許で運転できる「スーパーカブ Lite」シリーズ

 1958年に初代「C100」がデビューして以来、ホンダの「カブ」シリーズは、高い耐久性と信頼性および実用性、さらには優れた燃費性能で世界中から支持されてきました。

 そして2017年にはクルマやバイクを含むモビリティとして世界最高の累計販売台数1億台を記録しています。

 しかし、排気ガス規制の強化などから従来の50cc原付(原付一種)を生産することが困難になり、スーパーカブ50もこの規制に該当してしまいます。

 その結果、2024年12月に発売されたファイナルモデルを最後に、2025年10月31日をもって生産終了となり、原付免許で運転できるモデルが消滅してしまったのです。

 そこで、従来の原付一種の代替として、2025年4月の法改正で「新基準原付」という区分が作られました。

 エンジンは原付二種相当の125cc以下へと拡大されていますが、出力を4kW以下に制限することで、従来のように普通免許や原付免許での運転が可能となったのです。

 今回、この基準に準拠するモデルとしてデビューしたカブシリーズが「スーパーカブ110 Lite(ライト)」、「スーパーカブ110 プロ Lite(ライト)」、「クロスカブ110 Lite(ライト)」の3機種です。

 同モデルは、原付一種に求められる日常の移動時における軽快さや使い勝手の良さを追求し、新基準原付の法規に適合する、最高出力を3.5kWに抑えた空冷4ストロークOHC単気筒の排気量109ccエンジンを、スーパーカブシリーズ独自の車体に搭載します。

 このエンジンは従来の49ccエンジンを搭載したスーパーカブ50シリーズに比べ、出力、トルクともに向上したことでよりスムーズな加速性能を実現しています。

 また、足まわりに前輪ディスクブレーキおよび前輪のみに作用するABSを採用しており、制動時のさらなる安心感を持たせたほか、前後輪にキャストホイールとチューブレスタイヤを標準装備し、メンテナンスのしやすさにも配慮されています。

 そのほか、機能装備としてはメーター内に速度警告灯のほか、ギアポジションや時計、平均燃費などを表示する機能を搭載。日常の移動における使い勝手の良さを追求しています。

 カラーバリエーションは、スーパーカブ110 Liteが「タスマニアグリーンメタリック」、「バージンベージュ」の2色。スーパーカブ110 プロ Liteが「セイシェルナイトブルー」の1色のみ。クロスカブ110 Liteは「マットアーマードグリーンメタリック」、「ハーベストベージュ」、「ボニーブルー」の3色を設定します。

 価格はスーパーカブ110 Liteが34万1000円、スーパーカブ110 プロ Liteが38万5千円、クロスカブ110 Liteが40万1500円です。

 ディーラーに寄せられている反響について、12月中旬に首都圏にある取扱店に問い合わせてみました。
 
「待ちわびたというお客様が多く、かなり問い合わせがあります。

 どちらかというと『カブ主』といわれるような、熱心なスーパーカブユーザーの方からのお問い合わせやご予約が多いです。

 現時点でのご納期は、スーパーカブ110 Lite、クロスカブ110 Liteが2026年春頃、スーパーカブ110 プロ Liteが2026年2月以降を見込んでおります」。

 また、別の取扱店にも聞いてみました。

「現時点では営業用としての需要よりも、エンドユーザー様からの反響が大きいです。

 熱心なお客様からは『真っ先に納車して欲しい』といった熱烈なアプローチもいただいております。

 その分、ご注文も増えてきておりまして、現時点でのご納期は、スーパーカブ110 Lite、クロスカブ110 Liteが2026年春頃、スーパーカブ110 プロ Liteが2026年2月以降です」。

※ ※ ※

「カブ主」にとっては、今回の3モデルのデビューは気になって仕方がないという方も多いようです。

 日本が世界に誇るスーパーカブの新たな時代の幕開けといっていいでしょう。今後のモデルバリエーションやアップデートにも期待したいところです。

【画像】超カッコイイ! これが「新スーパーカブ」です!(45枚)

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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