排気量で決まる自動車税、排気ゼロのEVはいくら? 地域によっては5年全額免除も 

普段使うガソリンにはさまざまな「税金」が含まれている

 電気自動車は、自動車税以外の税金も安くなります。制度は毎年変わりますが2018年度はエコカー減税により最初に3年分かかる自動車重量税と自動車取得税は免税になります。

世界を代表する電気自動車(テスラ モデルS)

 特に、自動車取得税は日産「リーフ」の場合、10万円ほどが0円なります。もっと高価な電気自動車のテスラ「モデルS」の場合、最高グレードで40万円以上かかる自動車取得税が0円となり、減税幅は非常に大きいです。

 さらに、車検時にかかる自動車重量税が、登録時期によって初回車検は免税になり、その後もエコカーの税額が適用されます。車両重量が1~1.5tの場合、エコカーでない乗用車が2万4600円なのに対して電気自動車は1万5000円と安く済みます。

 いろいろと減税される電気自動車ですが、もうひとつ大きな「お金」を払わなくて済みます。それは、ガソリンにかかる税金です。

 ガソリン価格には、「ガソリン本体価格」以外に「ガソリン税(本則税率と暫定税率)」「石油税(地球温暖化対策税含)」「消費税」の税金が含まれています。ひとえに、『電気自動車はガソリン代がかからない』と言われますが、税金という視点から見ても余計な出費が抑えられます。

 電気自動車は、航続距離や充電設備など懸念材料もありますが、近場の買い物や都市近郊などの環境であれば、ガソリン車より「お財布」や「環境」に優しいクルマといえます。

【了】

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