レクサス「“新”4WDミニバン」がスゴい! “アルファード超え”全長5.1mの巨大ボディにパワフル&エコな“ターボエンジン”搭載! 最新「LM」何が変わった?

レクサスの最高級ミニバン「LM」の一部仕様変更モデルが2025年8月1日に発売されました。4人乗りの贅沢な空間を持つLMですが、利便性向上や静粛性強化などの改良が実施されました。

最新「LM」何が変わった?

 レクサスは最高級ミニバン「LM」の一部仕様変更モデルを2025年8月1日に発売しました。

 LMは、セダンに代わるショーファーカーとして、トヨタ「アルファード/ヴェルファイア」をベースに開発されたレクサス唯一のミニバンです。

贅を尽くした豪華な内装!
贅を尽くした豪華な内装!

 初代は中国やアジア地域のショーファーカーニーズに対応すべく2020年に発売された海外専用モデルでしたが、2023年の2代目へのフルモデルチェンジを機に、日本のニーズに応えるために国内販売を開始しました。

 ボディサイズは全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm、ホイールベース3000mmと、アルファード(全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm)よりもひと回り大型のボディを採用しています。

パワートレインは2.4リッター直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンをベースにしたハイブリッドのみ。トランスミッションはDirect Shift-6AT(電子制御6速オートマチック)が搭載されます。

 LMの車両重量は2440kg~2460kgと重量級ですが、275馬力のエンジンと87馬力のフロントモーターおよび103馬力のリアモーターにより、車格に相応しい余裕のあるドライビングが可能です。駆動方式はAWD(4WD)のみです。

 上級グレードの「EXECUTIVE」の最大の特徴は「ミニバンなのに4人乗り」という、贅沢な空間の使い方。後席は航空機のファーストクラスに匹敵するような高級感と機能性を併せもっています。

 インテリアはホワイトやベージュを基調としており、物理的に高いルーフと相まって開放的な空間を実現しました。さらに開放的になるサンルーフや、日差しが強いときに役立つサンシェードなど、快適な移動のための設備が揃っています。

 また、スマートフォンのような形をした専用リモコンが備わっており、オーディオや空調、照明やサンルーフ・サンシェードなどの各種設備を操作できます。

 8月の改良では、大きく3つの仕様が変更されました。

 1つ目はパワースライドスイッチで、リアオーバーヘッドコンソールにあったスイッチをリアセンターコンソールに移動させたことで、座った状態でのドア開閉の利便性が向上しています。

 2つ目はリアオーバーヘッドコンソールに追加されたダウンライトで、上記のように、ドアスイッチが移動したことによって設置が可能になり、室内を明るく照らすダウンライトが後席の乗員を優しく迎え入れます。

 3つ目はリアセンターコンソールに追加されたトレイで、スマートフォンや小物などを置けるようになりました。クルマに乗ると意外に小物置き場に困るため、このような改良はとても便利でしょう。

 その他、リアホイールハウスやバックドア周りの制振材・吸音材の使用量を拡大し、振動音を軽減します。

 価格(消費税込)は4人乗りの「EXECUTIVE」が2010万円、6人乗りの「version L」が1500万円です。

※ ※ ※

 かつてショーファーカーといえばセダン一択でした。セダンは機能的で引き締まったエクステリアをもつ一方、全高が低めで乗り降りのしやすさではミニバンに敵いません。

 また、セダンは後席の前後スライド量やリクライニング量も限られており、いずれも全体的な寸法に余裕のあるミニバンのほうが有利です。

 ただし、ボディタイプが変わっても、後席に座るエグゼクティブをもてなすショーファーカーの目的は変わりません。

 LMはその役割を果たすため、モデルチェンジを含めて今後もアップデートが加えられていくでしょう。

【画像】超カッコいい! これが「最新4WDミニバン」です!(30枚以上)

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Writer: 廣石健悟

1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)

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