約370万円! トヨタ新「最小・SUV」がスゴイ! 43馬力UP&スポーティな「GRS」もアリ! 1.5リッター「直3」搭載の「アイゴX」伊国に登場

トヨタのイタリア法人は2025年9月23日、トヨタ最小のハイブリッド車(HEV)「アイゴX(クロス)ハイブリッド」を現地で発売しました。どのようなモデルとなっているのでしょうか。

トヨタ新「最小・SUV」!

 トヨタのイタリア法人は2025年9月23日、トヨタ最小のハイブリッド車(HEV)「アイゴX(クロス)ハイブリッド」を現地で発売しました。

 アイゴXは、Aセグメントに属するコンパクトモデルで、欧州では「ヤリス」よりもひと回り小さなエントリーカーに位置づけられています。

スポーティなGRSもイイ!
スポーティなGRSもイイ!

 初代は「アイゴ」として2015年にデビュー。2021年のフルモデルチェンジでSUVテイストを強めたクロスオーバーへと進化し、アイゴXとして再出発しました。

 パワーユニットは従来、1リッター直列3気筒ガソリンエンジンのみでしたが、新たに導入されるのが今回発表されたHEVです。欧州Aセグメント初のフルHEVで、1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンにモーターと駆動用バッテリーを組み合わせています。

 システム全体の最高出力は116馬力。従来のガソリン車比で43馬力向上し、0-100km/h加速も10秒未満と俊敏性を高めています。

 ハイブリッドシステムはヤリスおよび「ヤリスクロス」と同様のものを採用していますが、バッテリーの配置を工夫するとともにフロントオーバーハングを76mm延長し、居住空間および荷室容量への影響を最小限に抑えるパッケージングを実現しました。

 エクステリアはヘッドライトやバンパーなどをHEV専用デザインとし、先進性を強調。また、スポーティな仕立てのグレード「GR SPORT」も用意され、専用エンブレムやブラック加飾、専用サスペンションなどで個性を際立たせています。

 コックピットはメーターがHEV専用の液晶メーターを採用するほか、パーキングブレーキの電動化も特徴です。

 ボディカラーはホワイト、ブラック、ブラウン、グレーといった定番はもちろん、パープル、グリーン、マスタードイエローなど鮮やかなカラーも設定され、個性を引き立てています。

 グレード体系および価格は標準仕様が2万850ユーロ(約370万円)、「ICON」が2万3350ユーロ(約410万円)、「Premium」が2万4950ユーロ(約440万円)、GR SPORTが2万5950ユーロ(約460万円)です。

 標準仕様については2026年2月末登録分までを対象に2900ユーロ(約50万円)引きのプロモーションが実施されており、その期間中は実質1万7950ユーロ(約320万円)からとなっています。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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